JICA海外協力隊の世界日記

ミクロネシア便り

「おらが自慢のアワック?ではなく今回は•••(番外編)」

こんにちは!

ミクロネシア連邦、ポンペイ州、アワック小学校で
小学校教育という職種で派遣されている小林未季です。
埼玉県の小学校の先生を11年と、
シンガポールの日本人学校での3年間に区切りをつけて一念発起!
2024年度1次隊86日に日本を離れ、
空港やスーパーなどのある都市から車で20分程度の
任地に来ています。

今回は、私の住むポンペイ島はウー地区、アワックの任地ではなく•••
任国内旅行で訪れた「ヤップ」について、
まだまだミクロネシア初心者のそんな私から見た
「おらが自慢のヤップ(番外編)」をベスト3で紹介します。

じゃかじゃかじゃかじゃか・・・
第3位「日本の戦跡の数々」
日本は、1914年の第一次世界大戦から30年ほど現在のミクロネシア連邦を含む、南洋諸島と呼ばれていた地域を統治していた時代がありました。ヤップでもその時の飛行場の跡地やそこに置かれていた戦闘機を含め多くの戦跡が残されていました。小学校の教科書では、見開きのページの何行かにしか書かれていません。恥ずかしながらここに来てから学ぶことが多いです。戦跡はいつ見れなくなるのかは時間の問題…という話も聞きました。後世の私たちができるのは、知ってそれを繋げていくこと。知ることの大切さを考えさせられました。

じゃかじゃかじゃかじゃか・・・

第2位「ヤップならではの文化 家屋・石貨」
ヤップでは、その地域ごとにある昔から今も活躍している家屋や石貨をみることができました。それぞれの建物には役割があり、使える人が限られているものもあるそうです。例えば、男性しか入れない建物や位の高い人しか扱えない石貨などです。私は、ここに来る前に石のお金(石貨)があることを聞いていたのでとても楽しみにいきました。実物の石貨を見た時は「ヤップに来た」という実感を持ちました。石貨については、面白いお話を聞いたのも印象に残っています。昔の石貨や人と人との間で交換されるなど苦労をしたものは名前がつき、名前をつけられた石貨は人格を持つのだそうです。ヤップではたくさんの石貨を見ることができるのですが、それを聞いた後は、「この石貨はどんな物語を持っているのだろう?」と出会うたびに考えるのがとても楽しかったです。

じゃかじゃかじゃかじゃか・・・

第1位「ヤップの踊り チュル」
ヤップに行くなら3月と決めていました。というのも、一年に一回のお祭り、「ヤップデー」が行われると聞いたからです。この踊りは、人間のものではなく、天上の上のカン(精霊)のものとみなされ、踊らないときは、カンに返しておきます。踊りが決まると、まず踊りをカンから降ろして練習。年長者の前で踊る検分式で認められた後に、本番で踊り、村に戻って、もう一度カンにお返しする踊りをして終わりという流れを必ずしないといけないのだそうです。色々な種類の踊りを見せてもらう中で、その踊りを今に至るまでに大切に継承してきた歴史を見た気がしました。

私にとってこれが2つ目のポンペイ以外の島を訪れる機会でした。またミクロネシア連邦が好きになるそんな旅でした。最後はチューク州。また、報告させて下さい。

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