JICA海外協力隊の世界日記

ミクロネシア便り

海を越えてつながる子どもたち ~ミクロネシアと日本の絵画交流~

「先生、私は海を描く!」

Kaselehlie(カセレーリエ / ポンペイ語で「こんにちは」)

初めまして、ミクロネシアに小学校教育で派遣されている星彩花と申します!

私が暮らしているミクロネシア連邦ポンペイ州ポンペイ島は、マングローブなどの自然に囲まれた小さな南の島です。魅力がたくさんあるポンペイですが、進学や就職のために島を離れる人も多く、人口減少が課題となっています。

私は活動を通して、子どもたちに「自分のふるさとの魅力」を改めて見つめてほしいと思うようになりました。そして、将来どこで暮らすことになっても、「私のふるさとはこんな素敵な場所なんだよ」と自信をもって話せる人になってほしい。そんな思いから始めたのが、日本の小学生との絵画交流です。

図工クラブで「ふるさと」をテーマに絵を描くことを伝えると、子どもたちは次々と描きたいものを教えてくれました。透き通った海、ヤシの木やバナナの木が並ぶ風景、よく遊ぶお気に入りの場所。絵を描きながら、「木に登るのが好きなんだ!」「星空がきれいなんだよ!」と、たくさんの話を聞かせてくれました。

子どもたちが描いたのは、それぞれの「大好きなポンペイ」。

今年3月に休暇を取って一時帰国をした際に、子どもたちが描いた絵を日本の神奈川県の小学校へ持っていきました。

日本の子どもたちは、ポンペイの写真や子どもたちの絵をみて「海がきれい!」「ミクロネシアに行ってみたい!」と興味を持ってくれました。

そして今度は、日本の子どもたちにも「私のふるさと」をテーマに絵を描いてもらいました。

海や山などの自然の風景、公園や美術館などのお気に入りの場所、地元のキャラクターなど、それぞれの地域の魅力が詰まった作品ばかりです。子どもたちが自分のふるさとを紹介したいという気持ちが、絵から伝わってきました。

ポンペイに戻った後、私はその絵を図工クラブの子どもたちに紹介しました。

子どもたちは1枚1枚の絵をじっくり見ながら、「この建物は何?」「この木の名前は?」などたくさんの質問をしてくれました。

今回の交流を通して、子どもたちは日本について学ぶだけでなく、自分たちのふるさとについて改めて考える機会にもなりました。

海を越えて行き来したたくさんの絵は、子どもたちにとっても、私にとっても、ふるさとの魅力を再発見するきっかけになりました。

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