JICA海外協力隊の世界日記

ミクロネシア便り

ポンペイのヤキウ

こんにちは。

ミクロネシア、ポンペイ州で野球隊員として活動している、2025年度1次隊の田中良篤です。

今回はポンペイの野球事情についてご紹介します。

ポンペイの野球の歴史は、かつて日本の統治下にあった時代に日本人によって持ち込まれたとされています。

そのため、野球用語の中には日本由来の言葉も多くみられます。例えば、「野球」のことをポンペイ語では「ヤキウ」と言い、他にも「サンシン(三振)」や「シンパン(審判)」といった言葉も広く使われています。

興味深いことに、子どもたちの中にはこれらの言葉が日本から来た言葉だと知らない子も少なくありません。

過去にプレーしていた大人たちの多くは、日本の野球に対して大きなリスペクトを持っており、競技への取り組み方、相手や道具に対する敬意など、多くの場面で日本人と似た考え方を持っていると感じます。

今年3月に開催された野球の国際大会「WBC」でも、多くのポンペイ人が日本チームを応援し、敗退後には大きなショックを受けていました。

しかし、かつて州内で絶大な人気があった野球も、コロナ禍以降は大会がなくなり、競技人口は大きく減少してしまいました。

ここでの私の活動目標は、もう一度ポンペイの野球人気を取り戻し、多くの子どもたちがプレーできる環境を整えることです。

さらに野球を通じた心身の育成、日本の「心」を伝えていくことも大きな使命だと感じています。

日本にいる時は、ミクロネシアで野球が競技されていることを全く知りませんでした。

そして、日本から遠く離れた場所で、日本にリスペクトを持った「ヤキウ」が競技されていることを知り、とても嬉しく思いました。

今後さらに発展し、いつか国際大会で「ミクロネシア」の名前が見られることを願っています。

私の活動がその一歩となれるように頑張ります。

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