2026/09/25 Fri
文化 生活 自然 食事
ヤシガニを追いかけて

チュークのアウターアイランドでは、海だけでなく、陸にも「島ならでは」の生き物がいます。
その代表の一つが、ヤシガニです。
ヤシガニは、その名前のとおりヤシの木の周辺などに生息する大きな陸上性のカニです。
実際に近くで見ると、とにかく大きい。体は青く、脚もハサミも太く、迫力があります。
ヤシの木の根元や、落ち葉が積もった場所、木の根が入り組んだ場所などを掘りながら探していきます。見つけるのは簡単ではありません。
チューク人は蛮刀一本を手に森へ入っていきます。

植物が生い茂った森の中を歩きながら、地面や木の周りを注意深く探します。

蛮刀で道を切り開き、穴を掘り、ヤシガニを見つけると捕まえます。捕まえたヤシガニは、蛮刀で切り出した茎に蔓で縛り付けて運びます。

捕まえたヤシガニを見ると、体の大きさだけでなく、脚やハサミの力強さにも驚かされます。
そして、このヤシガニはチュークでは食文化の一つでもあります。
捕まえたものは持ち帰り、茹でて食べました。茹でた後でも殻はとても固く、石で殻を砕きながら食べます。
身は甘味が強く、ジューシーで、とてもおいしくいただきました。
普段、日本で生活していると、カニといえば海で獲るものというイメージがあります。
しかし、ここでは森の中を歩いて探し、自分たちで捕まえたものを食卓に並べます。
「食べ物はどこから来るのか」ということを、改めて実感する体験でした。

チュークで生活していると、海の魚やココナッツ、タロイモなど、自然の中にあるものが人々の暮らしと直接つながっていることを感じる機会がたくさんあります。
今回のヤシガニ探しも、そんな島の暮らしを身近に感じる一日になりました。
日本ではなかなかできない、チュークならではの体験です。
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