2026/01/09 Fri
活動
「ジャムって何?」から始まって

こんにちは!
コミュニティ開発隊員をしている柴田優太朗です。「ユウタロウ」は言いにくいようで、現地では「シバータ」と呼ばれています。地域の経済活動事務所(農業省の地方支部)に配属され、パパイアジャムを主とした農産加工振興をする他、地域のNGOと栄養改善や清掃活動等をしています。執筆は2回目、今回はパパイアジャムの活動について紹介します。
赴任当初は自分の活動が見つからず、悩む日々でした。「任地に馴染むこと」を意識してとにかく配属先に顔を出し、近所の農家さんの手伝いをして過ごしていました。そうした日々を過ごす中、国際展示会を訪問し、任地が他の地域に比べて農産加工品が少ないことを知りました。また同じ頃に任地にて人生で初めてパパイアを食べ、その美味しさと、地域で簡単に手に入ることを知りました。有効利用するために簡単に加工品にできないかと考え、思いついたものがジャム。ジャムを作ったことはなかったものの、同僚にも味見をしてもらったところ美味しいと言ってもらえたので、任地における農産加工振興の一助となるよう、試行的に生産と販売を始めてみました

始めは町の市場で売ってみましたが、そこで問題が発覚します。住民のリアクションは、「ジャムって何?」という反応。現地の食習慣を理解していなかったのです。一日中市場で販売していても、一つも売れない日もありました。「誰も買わないし、やめようかな」と隣で野菜を売るおばちゃんに弱音を吐くと、「続けることが大事よ。段々みんながジャムのことを知って買う人が現れるから」と必ず言うので、その言葉を信じて定期的に小規模ながら続けました。
現在は個人的に注文してくれる人や、店舗販売をしてくれるお店が現れました。道を歩いていると「今日はジャムを売ってないの?」と聞かれることもあります。おばちゃんの言う通り、町の人からの認識が変わってきました。また先日NGOと実施したジャム作りのワークショップでは、参加者がメモを取りながら質問をしてくれたり、動画や写真を撮ったりしながら真剣に聞いてくれました。「今度作ってみるよ」「次はいつ?」「こんな食べ方知らなかった!」といった感想が聞けて、とても嬉しかったです。モザンビークでも「継続は力なり」かもしれません。

任期も残り4か月。既に寂しさを感じる時もありますが、貴重なモザンビーク生活、最後まで良い時間にしたいです。これからも変わらず活動を続けて、地域にあるものを有効利用しよう、そんな意識が広まって任地ベラビスタが更に素敵な町になることが今の私の願いです。
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