JICA海外協力隊の世界日記

モザンビーク便り

【なほみのモザン冒険ダイアリー】ナマーシャから始まる活動のかたち

 

Bom Dia!(おはようー!)

モザンビーク、コミュニティ開発で活動中の金子です。

 

突然ですが、皆さんは「アフリカ」と聞いて、どんなイメージを持ちますか?

 

私は、サバンナや砂漠地帯が広がり、非常に暑い気候の中、藁でできた丸い家が並び、ゾウやキリンに簡単に出会える

——そんなイメージを持っていました。(お恥ずかしい)

 

今回は、私の任地・ナマーシャの紹介と、活動方針を決めるきっかけについてお話ししたいと思います。

 

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私の任地ナマーシャは、エスワティニとの国境沿いに位置する、標高約500メートルの山地地域です。

モザンビークは乾季(冬)と雨季(夏)に分かれていますが、乾季のナマーシャは山の上にあるため風が冷たく、体の芯まで冷える寒さになります。

 

一方、雨季である夏は比較的涼しく、植民地時代には避暑地として利用されていたそうです。その名残として、別荘地跡の大きくきれいな家が今も点在しています。

また、聖母ファティマの教会があり、毎年5月に巡礼イベントが行われ、巡礼地としても知られています。

観光地として、ナマーシャの滝も訪問できます。

 

こうした背景から、ナマーシャでは「アフリカらしからぬ」、少し不思議で独特な風景に出会うことができます。

私は、趣味のランニングを通して、そんな景色や空気感を日々感じてきました。

そして着任してから、ずっと心に残っている思いがあります。

それは、「この景色と雰囲気には、大きな価値がある」ということです。

 

写真では伝えきれないこの価値を、どうすればより多くの人に届けられるのか。

そして、この価値をうまく活用できれば、コミュニティの収益向上にもつながるのではないか——。

 

私の活動は、そんな感覚をきっかけに始まったように思います。

 

よそ者だからこそ気づける「価値」を探すこと。

それは、協力隊活動の大きな魅力の一つだと感じています。

 

その感覚は、ネットの情報だけでは得ることができません。実際、私自身も任地に来る前は、ナマーシャについての情報を十分に集めることができませんでした。

 

現地で暮らし、行動すること。

その中で、ふと「あ、すごい」「あ、違う」と感じる経験をすること。

そして、その感覚を言葉にし、「価値」として発見すること。

最後に、その価値を形にし、続いていく仕組みをつくるために、知恵や知識を使い、また行動する。

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行動が経験を生み、

経験が価値を発見させ、

発見が知恵や知識を動かし、

そして、また次の行動につながっていく。

 。

 。

私の場合、小さな気づきが、このような流れで協力隊としての活動方針になりました。

この感覚と価値観を大切にしながら、これから活動を形づくっていきたいと思います。

その過程や、ナマーシャの魅力について、時折「世界日記」で紹介していきます。

 

Chao chao!

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【余談コーナー】

 

ナマーシャは、Agua da Namaachaというモザンビークで最も長く親しまれている水ブランドがあるのですが、蛇口から水がでる家は基本的にありません。井戸がある家のみ蛇口から使えます。

岩山なので、井戸を掘るにしても膨大な費用が掛かることから、住民は水を汲みに行くことが日課になっています。

「モザンビークでも有名な飲料水があるのに、ナマーシャには水がない」というのがナマーシャジョークです(笑)

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