JICA海外協力隊の世界日記

モザンビーク便り

【科学の祭典】地区予選編

Bom dia!! Como está?

こんにちは。2023年度1次隊、理科教育隊員の土師雄大です。

モザンビークでは、「子どもたちの科学への興味や関心を高め、知識や技術を向上させる」ことを目的として、毎年8月頃に「科学の祭典(feira de ciências)」が実施されています。

S__195723334.jpg

2010年代に世界有数の天然ガス田の発見もあり、国家として優秀なエンジニアを育てることが大きな課題となっていることも、背景にあるそうです。

2024年のテーマは、「デジタル時代における科学的知識と革新が、持続可能な発展を促進する」でした。

各学校の代表生徒が制作した作品をプレゼンし、入賞者は「地区大会→州大会→全国大会」へと進みます。
表彰されることはとても名誉なことなので、学校も教師も生徒たちも、力をいれて臨みます。

55FDEFE2-7D40-419D-9EBA-34740D5638A6.jpg

今回の記事では、モザンビークの各公立中等教育学校で行われた「科学の祭典(feira de ciências)」の地区予選の様子を紹介します。

モザンビークでは、現在、理科教育隊員が3名の活動しています。

ですので、それぞれの隊員の配属先である3つの中等教育学校の様子を紹介します。

まず初めに紹介するのは、2022年1次隊の木村隊員が所属する、ジョンイッサ中等教育学校です。

S__195723330_0.jpg

【 開催情報① 】
・場所•••ガザ州マシア(首都より車で3時間程度)
・全校生徒•••約4000人
・日時•••9/4(水) 7時〜15時
・実施方法•••同地区の他学校の敷地内実施
・参加者•••マシア地区8校の各代表者
・学校代表者•••7〜12年生より校内予選会を経て6グループ選抜

S__195723331_0.jpgS__195723333_0.jpg

昨年度の祭典では地区内唯一、受賞者がいませんでした。ですので、今年度は学校全体で力を上げて実施したそうです。科学分野の教員たちと理科教育の木村隊員が生徒たちにアドバイスを行いながら、生徒が主体となって作品を作り上げました。
結果、地区決勝(州都大会)へ進める上位4枠の内、3枠の出場を獲得することができたそうです。表彰式では、生徒も教師も表彰され、みんなとても喜んだそうです

次に紹介するのは、2023年1次隊の田浦隊員が所属する、マニッサ中等教育学校です。

S__195723325_0.jpg

S__195723327_0.jpg  S__195723328_0.jpg
   「柑橘類を用いた電池」  「ココナッツと炭とユーカリの手作り実験」                                          

【 開催情報② 】
・場所•••マプト州マニッサ(首都より車で2時間程度)
・全校生徒•••約1万人
・日時•••8/3 (土) 7時〜13時
・実施方法•••体育館で実施。
・参加者•••マニッサ地区6校の各代表者
・作品例•••11〜12年生より5グループ程度(化学工作、物理電気分野の作品などが多い)

アイディアあふれる様々な作品を作り出していました!

最後に紹介するのは、記事執筆者の2023年1次隊、土師が所属するシブト中等教育学校です。

当日の様子を動画にまとめましたので、下記をご覧ください。


【 開催情報③ 】
・場所•••ガザ州シブト(首都より車で5時間程度)
・全校生徒•••約3600人
・日時•••7/26 (金) 7時〜15時
・実施方法•••校庭で実施、生徒も見学、来賓あり
・参加者•••地区4校の各代表者
・作品例•••水や電気が少ない地域で、環境問題や障害問題に対するメッセージ性のある技術に関するものや美術作品が目立った

また、”【科学の祭典】州大会編 ”を後日、更新予定です。

州大会では、地区予選を勝ち上がった生徒たちの白熱するプレゼントと、入賞した作品たちを紹介します。

ぜひ、そちらの記事もお読みください。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ