JICA海外協力隊の世界日記

モザンビーク便り

【えみ先生のMoz時間】2時間目 自分の居場所は

  「自分の居場所は最初からあるのではなく自分で作るもの。」

 これは最近読んだ小説の中で出会った言葉です。混沌とした時代に生き、将来を憂う青年に対して放たれた一言です。読んだ当初は協力隊の姿と重なりとてつもなく共感したと同時に、私はこれまで居場所作りを自らやってきたのだろうかと自問し、後悔の念に駆られました。この言葉をきっかけに次は、「家の警備員さんの名前を聞いてもっと話しかけよう。」「近所でいつも座っているおばあちゃんとお茶を飲みながらお話ししよう。」「文化の違いを感じたら受け入れるだけではなくて自分の気持ちもしっかり伝えよう。」と考えるようになりました。

 そして少しずつ変わりつつあります。

 配属先とは今一度、今後の活動内容について教頭先生と話し合いました。

 写真はかなり雑ではありますが、「配属先の要望」と「私のできること」「私のやりたいこと」を書いたメモです。私はこれまで、あくまで現地の先生が持続可能に授業できるようにと教材はこちらにある物(ペットボトルのキャップや空箱等)で作っていました。そのためラミネートシートで補強された教材は使っていませんでした。しかし、JICAのグローバルアジェンダの取組の一つである「算数学び隊」よりラミネートシートの教材が日本から届いたので配属先に持っていきました。すると教頭はとても興味を示し、使い方を伝授してほしいと言われました。ここからわかることは、私があえてしていなかったことが実は配属先の要望だったということです。

 今後もいろんな人と関わり合いながら意見のすり合わせを大切にしていきたいと思います。

 自分の居場所は自分で作るものなので。

おまけ4コマ 題「季節」

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