JICA海外協力隊の世界日記

ナミビア便り

#07_ナミビアのBraai(ブライ)文化

Goei more. おはようございます。

ナミビアのウサコスで小学校教育隊員として活動している吉野です。

突然ですが、みなさん、バーベキューはお好きですか?私は幼いころからよく家族でキャンプへ連れて行ってもらえたり、家の庭でバーベキューをさせてもらえたりしたおかげでバーベキューが大好きです。中でも好きな食材は「とうもろこし」で、実は特技が「とうもろこしをきれいに食べること」だったりします。

でもやっぱりバーベキューと言ったらお肉!という方も多いのではないでしょうか?あの直火で焼いたお肉は最高ですよね!

実はナミビアでもバーベキューのようにお肉を焼いて食べることが大好きな人が多く、これはこの国の文化の1つでもあります。ナミビアではこの文化をアフリカーンス語の単語を用いて「Braai(ブライ)」と呼んでいます。(「Braai」は英語にすると「Barbecue」や「Grill」といったような意味があるそうです。)ナミビアだけでなく隣国の南アフリカやその他近隣諸国でもBraaiの文化があるようですが他国の様子はあまりわからないので、今日はナミビアのBraai文化について紹介したいと思います。

ナミビアでは、家庭にもよるとは思いますが、毎週末(金曜日や土曜日の夜など)にBraaiをする文化があります。日本のバーベキューと違うなと感じた点は焼かれている食材です。日本ではお肉以外にも、海鮮食材や、玉ねぎ、かぼちゃ、とうもろこし、なすなどの様々な野菜も焼きませんか?少なくとも私がこれまでに経験してきた日本でのバーベキューはそうでした。でもナミビアのBraaiでは野菜を焼いているところをほとんど見たことがありません。

【ナミビアのBraaiでよく焼かれている食材】

・肉・・・種類がとにかく豊富。(後ほど紹介します。)

・Roosterkoek(ルースターコック)・・・Braai用の伝統的なパン

・Broerewors(ブルボス)・・・ぐるぐると巻かれた長いソーセージ

・Braaibroodjies(ブライブロイキース)・・・チーズ、トマト、タマネギを食パンでサンドして焼いたもの

・Sosaties(ソサティイズ)・・・串刺しにしてカレーソースなどで味付けした肉。

他にもあるかもしれませんが...(あくまでこれは私がこれまでにBraaiで食べたものです。)

そして、ナミビアの魅力ポイントの1つでもあるお肉の種類についてですが、とにかく豊富です。日本でも食べられる鶏、豚、牛はもちろんですが、日本では食べることのできないゲームミート(狩猟肉)も食べることができるのです!

私はこれまでにオリックス、スプリングボック、クドゥ、シマウマ、ワニ、羊、山羊などの動物のお肉をいただきましたが、他にもキリン、ダチョウ、エランドなども食べることができるそうです。

ゲームミートって生臭くないの?と思う方も多いと思われますが、調理方法が素晴らしいこともあってか全くそんなことはありませんでした。びっくりするほど絶品です。個人的にイチオシなのはスプリングボック(添付写真の動物)です。他の動物に比べてやわらかいのが特徴的です。ナミビアにいらした際は、ぜひ気になる動物のお肉を食べてみてください。

ついつい話がお肉の方向にばかり行ってしまいました。ナミビアのBraai文化、いかがでしたか?毎週、家族や親戚、水入らずの仲間とBraaiの火を囲んで団欒する時間があるなんて素敵な文化だなと私は思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、Sien jou!さようなら!

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ