JICA海外協力隊の世界日記

パラオ便り

【番外編】第10回太平洋・島サミット(PALM10)と協力隊

Alii(アリー)

皆さん、こんにちは。

協力隊員の日頃の活動や生活の様子を現地からお届けするのがこの世界日記ですが、今日は、ちょっと番外編で日本でのイベントと協力隊の関りをご紹介します。

皆さん、太平洋・島サミット(PALM)をご存じでしょうか?

PALMPacific Island Leaders Meetingの略で、太平洋諸国の首脳が日本で一堂に会して率直に意見交換を行い、地域の安定と繁栄に貢献するとともに日本と太平洋島しょ国のパートナーシップを強化することを目的とした会議です。1997年に開始され、その後3年に一回、開催されています。

716日~18日の間、第10回目のPALMが東京で開催されました。パラオからはスランゲル・ウィップス・Jr大統領を始め閣僚や州知事が日本を訪問しました。

PALM10期間中、JICAが海外協力隊の派遣を行っている10カ国に派遣された10名の元協力隊員が政府主催のレセプションや晩餐会に出席しました。パラオからは、過去にこの世界日記を執筆していた園尾洋平OBが担当し、ウィップス大統領との再会を果たしました。

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左から、ウィップス大統領、園尾OB、ウィップス大統領夫人、アデルバイ在日本パラオ大使



また、レセプション内のJICAブースや、公式サイドイベント会場では、現在各国で活動中の隊員からの現地語メッセージビデオが流されました。パラオ語のビデオは、現在小学校教育隊員として活動している榊にいな隊員が作成してくれました。ぜひこちらをご覧ください。

パラオの隊員は日常的には英語で活動や生活しているため、パラオ語を本格的に勉強している方は大変少ないですが、榊隊員はパラオ語の勉強に熱心な隊員です。

人口わずか18,000人のパラオでは大統領や大臣も比較的身近な存在です。協力隊員の着任時や離任時に表敬訪問するほか、イベントや街中で偶然出会った時に挨拶することも良くあります。パラオに限らず、人口規模の小さい多くの太平洋諸国では、協力隊員の活動が各国にとって大きな意味を持つことは珍しくありません。それだけ、協力隊の活動はやりがいがある、インパクトがあると言えるかもしれません。

ウィップス大統領は日頃から「協力隊は日本とパラオの間の友好関係構築の鍵となる事業」とおっしゃっています。パラオでは協力隊の皆さんの活動が高く評価されています。パラオに留まらず日本において、そしてこのような外交の場でも協力隊員が日本と他国との友好関係の深化に貢献しています。

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