JICA海外協力隊の世界日記

パラオ便り

【Ebiil日誌】7月26日は国際マングローブデー!

Ungil chodochosong!(こんにちは!)
7月26日は、国際マングローブデーです!

皆さんは、International Day for the Conservation of the Mangrove Ecosystem(マングローブ生態保護のための国際デー)という日をご存知でしょうか?2015年に行われたUNESCO(United Nations Educational, Sientific and Cultural Organization)のGeneral Conferenceにて提案され、2016年から開催されている国際デーです。

人々のマングローブ生態系に対する関心を高め、その重要性を改めて認識してもらうことが狙いであり、マングローブ生態系の持続可能な管理・保全・利用に関する問題解決の推進を図る日となっています。

今日はNgerchelong州とNgaraad州の小学生を迎えて、マングローブエリアに向かってパドルアウト!
マングローブの外周に沿って漕ぎながら、あるいは群落の隙間を通りながら、外側と内側の両方からマングローブを観察しました。

独特な形状の根や、黄色い葉っぱ「sacrificial leaves」などについて、実際に目にしながら楽しく学びました。
潮間帯に生息しているマングローブ植物は、体内に取り込んだ塩分を体外へ排出するシステムを備えており、そのひとつが「sacrificial leaves」(犠牲の葉)と呼ばれています。ある種のマングローブ植物は、体内の塩分を一部の葉っぱにのみ蓄積させることができます。この葉っぱは、塩分濃度が高くなると黄色くなり、やがて落葉します。

ちなみに、この葉っぱは塩辛いとされており、実際にかじると結構しょっぱいです...!

パドリングの後は、オフィスに戻って、観察の中で学んだことをおさらいしました。

午後は場所を移して、Koror州のマングローブエリアに設けられた会場へ。

Airai州やAimeliik州など、他の州からもマングローブ観察を終えた小学生が集まり、結構な賑わいに。
5つの地域に分かれて、与えられた設問に答える形式で、それぞれプレゼン発表を行いました。
もちろん、EbiilはNgerchelong州とNgaraad州の子供達を担当しました。

また、会場にはマングローブ植物の、実?の部分を使った「マングローブクッキー」が提供されており、とても美味しかったです!


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