JICA海外協力隊の世界日記

パラオ便り

【Ebiil日誌】廃棄された水産養殖設備やFish trapの回収に向けて

Alii! 生態調査隊員の名取です。
今回は、Airai州とNgardmau州で行った、廃棄養殖設備・フィッシュトラップの撤去プロジェクトについてご紹介します。

パラオではシャコガイやリーフフィッシュなどを養殖し、水産資源としています。また、魚やカニを捕まえるトラップを使った仕掛け漁も行われています。しかし、大きな台風の直撃や、盗難などの人為的な理由により、それらを破棄せざるを得ない事があります。

そのように破棄・廃棄された設備は、残念ながら放置されるケースが多く、網や鉄筋はプラスチックおよび金属のゴミとして残ってしまいます。そこで、州政府からの協力依頼を受け、廃棄された設備の回収に向けた実体調査を行いました。

各州のマングローブエリアをボートで巡回し、レンジャーが元々把握しているものも含め、エリア全体の廃棄設備を確認しました。廃棄された残骸を見つけたら、その位置情報を取得してマッピングし、地図に落とし込みました。

こうして作成された地図をもとに、後日、レンジャーによる回収・撤去作業が行われます。

マングローブエリアである程度流速がある場所では、海水がかなり懸濁していて海底を確認する事ができません。そこで、ソナーを導入することになり、その操作方法のデモンストレーションを任されました。

ソナーを扱うのは今回が初めてでしたが、同僚の助けもあり、ボートの上で上手く実演することができました!Ebiilでは、日々新しい経験ができて、新鮮な気持ちで活動しています。

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