2024/11/11 Mon
【番外編】南の島で育む日本の心−パラオ日本語補習校−
Alii! 数学教育隊員の横田です。
協力隊員の日頃の活動や生活の様子を現地からお届けするのがこの世界日記ですが、今日は番外編でパラオにある日本語補習校をご紹介します。
パラオの日本語補習校は、コロール州のマリステラ小学校の一室を借りて、毎週土曜日の午前中に開かれています。普段は現地の学校に通っている小学生から中学生の子どもたちが、日本の教科書やワークブックを使って、国語や算数を学んでいます。
補習校の先生は、パラオ在住の日本人の方々を中心に、私たちJICAの隊員もボランティアでお手伝いをしています。朝の会ではラジオ体操をしたり、補習校の校歌や日本の歌を歌ったりもします。子どもたちは、日本の文化に触れながら、一生懸命勉強しています。
先日は、沖縄の学生さんがいらっしゃって、特別授業をしてくださいました!
三線やエイサーの演奏、カチャーシー体験、沖縄の伝統楽器体験など、盛りだくさんの内容で、子どもたちは大興奮でした。特に、カチャーシーでは、学生さんたちと一緒に輪になって踊り、笑顔があふれていました。沖縄の学生さんからは、サプライズでちんすこうや黒糖などの入ったお菓子の詰め合わせや、キーホルダーの入ったガチャガチャをいただきました。子どもたちは、思いがけないプレゼントに大喜び!ガチャガチャは、どんなものが出てくるのかと、ワクワクしながら開けていました。
補習校では運動会も行っており、この日は紅白に分かれて「ムカデ競走」の練習も行いました。最初はなかなか前に進めなかったり、途中でバラバラになってしまったりすることもありましたが、子どもたちは互いに声をかけ合い、励まし合いながら、だんだんと協力して動くことができるようになってきました。最初は戸惑いながらも、次第に手足の動きを揃え、一つのチームとしてまとまっていく様子が印象的でした。
パラオの日本語補習校は、子どもたちが日本のことをもっと知りたい、日本語をもっと話せるようになりたいという気持ちを育む場所です。これからも、子どもたちの成長をサポートしていきたいと思います!
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