2025/04/02 Wed
活動
勉強が楽しくてたまらない -課題もあるけど伸びしろは無限大-


こんにちは、PNG小学校教育隊員の戸髙です。 ソゲリ地区にある小学校で、教育活動を行っています。
もし現職の先生がこの記事を読んでくださっていたら
パプアニューギニアを始め発展途上国の学校で、教壇に立つことを検討してみてもいいかもしれません。
ソゲリ小学校で3年生に算数を教えています。授業をするのが楽しくて楽しくて、これだけでもパプアニューギニアに来てよかったと思っています。子どもたちは算数に興味をもって一生懸命勉強してくれます。算数の授業では活動を多く取り入れています。四則の計算では、ペットボトルのキャップ(数図ブロックの代用)を使って理解させるようにしています。子どもたちも楽しいようでなかなかやめようとしません。よほど楽しいのか、日本では考えられないくらい盛り上がります。写真の通りです。
コンパスを使って円や正三角形・二等辺三角形の作図をしました。巻き尺を使って道路の幅や橋の長さを測る勉強もしました。実際に活動する学習に子どもたちは非常に意欲的に取り組んでくれます。教師としてはうれしい限りです。
パプアニューギニアの子どもたちは全体的に計算が苦手だと言われていますが、計算の仕方を丁寧に指導し、十分に練習させると目に見えて計算力が向上してきます。子どもたちも一生懸命勉強し、できるようになった時の達成感を味わっています。
私もパプアニューギニアの学校に来て、純粋な子どもたちと一緒に勉強することができてよかったと何度も感じました。パプアニューギニアに来てから、「授業に全力を集中する。授業は教師の命。」という教師の原点に立ち戻ったような気がしています。


写真は5年生の児童が、円の直径と円周の関係を調べているところです。円の直径と円周を実際に測り、「円周÷直径」を計算すると3.14。「円周=直径×3.14」を確かめました。彼らがこのような体験的な学習をするのは初めてのようで、私がびっくりするくらい真剣に取り組んでいました。自分たちが導き出した公式が教科書に記載されている公式と同じだと気付いたとき、子どもたちの興奮は最高潮に達しました。
三角形や平行四辺形の面積を求める学習では、実際に図形を切ったり組み合わせたりしながら面積を求める公式を自分たちで導き出しました。
授業が終わると、子どもたちは「サンキュー、ミスターマサ!」と握手をしたりグータッチをしたりしてきます。中にはハグをしてくる子どももいて、戸惑うこともあります。日本では経験できないようなことを経験しています。


パプアニューギニアで国定教科書(小学校3~6年生の算数と理科)が作成されたのが2020年。まだ5年しかたっていません。JICAや日本の大学の協力のもと作られました。日本の教科書をモデルにしており、内容は日本の教科書とほとんど同じです。今年2025年に小学校1・2年生用の教科書が各学校に配布されます。子どもたちがこの教科書で学ぶのは初めての体験。そして、先生たちもこの教科書を使って教えるのが初めての体験。
国定教科書が作成されてまだ日が浅いため、先生たちは教科書の内容を必ずしも十分に理解しているとはいえません。日本のような研修制度もないため学習指導法について学ぶ機会もそれほど多くはありません。
パプアニューギニアの教育界の大きな課題は「先生たちの研修をいかに進めるか」です。
次回は職員研修について紹介します。
◇◆お知らせ◆◇
JICA海外協力隊の応募がスタートしました!(2025年3月21日~5月9日正午)
「自分の力を、誰かのために」、「異文化の中で、本気のチャレンジを」
そんな思いを胸に、世界に飛び出すチャンスがここにあります。
なかでも、パプアニューギニアは魅力いっぱい! 豊かな自然、人々の笑顔、そして皆さんの力を必要としている現場がたくさんあります。
教育や保健、農業、コミュニティ開発など、あなたの経験を活かせる場所が待っています。
◆◇◆PNG国の小学校で活動する案件◇◆◇
※教員免許は、校種・教科不問です。小学校助教諭免許状でもOK
・青少年活動/ソゲリ小学校 塾などでの指導経験2年以上
・小学校教育/コエアブル小学校 塾などでの指導経験2年以上
・小学校教育/アロタウ小学校 必要なのは、熱意と教員免許、実務・指導経験不要
・小学校教育/西ゴロカ小学校 塾などでの指導経験2年以上
・小学校教育/北ゴロカ小学校 塾などでの指導経験2年以上
・小学校教育/セントメリー・イマキュレート小学校 塾などでの指導経験2年以上
・小学校教育/カラマバグナン小学校 塾などでの指導経験2年以上
・小学校教育/ゴイラナイ小学校 必要なのは、熱意と教員免許、実務・指導経験不要
◇◆◇PNG国からの派遣要請一覧はこちら◆◇◆
◆◇◆応募の詳細はこちら◆◇◆
未知の世界に飛び込む勇気が、未来を変える第一歩です。
ぜひ、あなたもその一歩を踏み出してみませんか?
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