JICA海外協力隊の世界日記

パプアニューギニア便り

住民の生活改善を目指して /コミュニティ開発

みなさん、こんにちは。 パプアニューギニア事務所ボランティア調整員の羽野です。
本日はパプアニューギニアの首都ポートモレスビーから車で片道2時間の場所にあるクイキラ地区で活動する西垣隊員の紹介です。


 本日はパプアニューギニアの首都ポートモレスビーから車で片道2時間の場所にあるクイキラ地区で活動する西垣隊員の紹介です。

 クイキラ地区はセントラル州のリゴ郡に位置する中心都市です。リゴ郡の面積は5,072㎢で、これは東京都(2,194㎢)の約2.3倍に相当します。一方で、郡全域の推計人口は約7万人(2021年時点のデータ)と、人口密度は日本と比べると相当に低い地域です。海岸から山岳地帯に広がるこの広大な地域を、西垣さんが所属するリゴ郡開発事務所が管轄しています。

 リゴ郡の主な産業は農業で、多くの住民が農業を通じて現金収入を得ており、クイキラの市場では、栽培が盛んなバナナをはじめ様々な農作物が販売されています。しかし、種や資材、人的コストなどの生産費用と売上を計算している零細農家は少なく、家庭の収支も把握できていないことが多いため、作物の損益分岐点や農業が本当に収益を上げているかがわからない状態です。

 このような状況の中、西垣さんは地域住民に対して、収入と支出を記録する重要性や記録の方法、支出の優先順位をつける方法についてのワークショップを開催しています。家庭の収支管理や農業による収益の向上を通じて、人々の生活が少しでも良くなるよう、地道な努力を続けています。

>>こちらから西垣さんの活動情報をご覧いただけます。(JICA PNG事務所HP

◇◆お知らせ◆◇
JICA海外協力隊の応募がスタートしました!(2025年3月21日~5月9日正午)
「自分の力を、誰かのために」、「異文化の中で、本気のチャレンジを」
そんな思いを胸に、世界に飛び出すチャンスがここにあります。
なかでも、パプアニューギニアは魅力いっぱい! 豊かな自然人々の笑顔
そして皆さんの力を必要としている現場がたくさんあります。
教育や保健、農業、コミュニティ開発など、あなたの経験を活かせる場所が待っています。

◆◇◆PNG国から要請中のコミュニティ支援系の案件◇◆◇
コミュニティ開発/コミュニティ開発局 実務経験3年以上
マーケティング/アロタウ公設市場 商業施設などでの実務経験3年以上
農業機械/農業畜産局 水稲関連農業機械の修理経験5年以上
・観光/PNG観光局 実務経験3年以上

◇◆◇PNG国からの派遣要請一覧はこちら◆◇◆

◆◇◆応募の詳細はこちら◆◇◆

未知の世界に飛び込む勇気が、未来を変える第一歩です。

           ぜひ、あなたもその一歩踏み出してみませんか?

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