JICA海外協力隊の世界日記

パプアニューギニア便り

ごみ拾いスポーツイベントを開催!

こんにちは!アロタウ派遣の望月です。

先日、任地のアロタウにて、ごみ拾いスポーツ「スポごみ」を開催しました!

スポごみとはごみ拾いを競技化したスポーツのことです。チームで制限時間内にごみを拾い分別して、集めたごみの量でポイントを獲得し、一番高いポイントを取ったチームが勝利です。

日本発祥のスポーツですが、いまではスポごみワールドカップも開催されるほど世界中にこの競技が広がっています。

イベント当日の朝、アロタウの各地域から合計81の参加者が集いました。

挨拶とルール説明を終え、さっそくゲームスタート!

プレイヤーは指定されたゲームエリア内に散らばり、落ちているごみを拾い始めました。

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エリアをとにかく歩き回ってごみを集めるチーム、ごみが多く転がっている場所に留まってひたすら拾い続けるチーム、高ポイントのたばこの吸い殻を集中して集めるチームなど、チームによって個性が現れます。

そして、ごみ拾いタイムの60分間が終了し、続いて分別タイム20分間が始まります。彼らは集めたごみを5つのカテゴリー(燃えるごみ、燃えないごみ、ビン・缶、ペットボトル、たばこの吸い殻)に分別します。

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アロタウにはリサイクル施設がなく、ごみ分別の必要がないため、普段分別をしない参加者にとっては、とても骨の折れる作業です。ですが、分別してみると自分たちの町にどんなごみが多いのか、現状を理解するとても良い機会となります。

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分別タイムが終わるといよいよ測量です。分別がしっかりと出来たかをスタッフがチェックし、チェックをパスしたチームのみが測量に進みます。測量ではカテゴリーごとのごみの量を測り、それぞれのごみに割り当てられたポイント比率に従って計算します。

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そして、集計が終わり、いよいよ結果発表です!1位から3位までを発表し、賞状と記念品を授与しました。また、参加賞として全員にお米やツナ缶、お菓子の詰め物をプレゼントしました。

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今回のスポごみでは、合計346kgの大量のごみを回収することができました!

内訳は以下の通りです。

・燃えるごみ:100kg

・燃えないごみ:38kg

・ビン/缶:127kg

・ペットボトル:80kg

・たばこの吸い殻:1kg

参加してくれた一人ひとりに大拍手を送りたいです!!

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今回のスポごみを通して、環境問題や自分たちが住む町について考える良い機会になったと思います。また、ごみ拾いにいそしむ参加者を見ていた町の人たちにもなにかアクションを起こすきっかけになっのではないかと思います。

さいごまで見ていただきありがとうございました!!


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