JICA海外協力隊の世界日記

パプアニューギニア便り

パプアニューギニアでの教師の日:感謝と驚きのイベント

2025年1次隊、小学校教育隊員の金本です。
今回はパプアニューギニアにおける10月5日の世界教師デーについてお話しします。


私は日本の小学校で10年以上教師をしていましたが、その日を祝ったことはなく、
そのような日があることも知りませんでした。
しかし、パプアニューギニアでは大きく取り扱われており、カルチャーショックを受けました。
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イベントは2日間にわたって行われました。1日目は学校で、生徒からの祝福を受けました。
生徒たちは自ら催し物を考え、先生たちを楽しませたり、感謝を伝えたりしていました。
生徒によるダンスの披露、先生たちによる綱引きや椅子取りゲーム、リンゴの早食い競争などがありました。
お昼ご飯には生徒が作ってきてくれたものをいただきました。


代表生徒の言葉で「先生たちは私たちの模範です」というものがあり、身の引き締まる思いがしました。

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2日目は教員だけで行われました。そのため学校は休みでした。「休校までするなんて」と驚きました。
会場は「アドベンチャーパーク」という首都に近い憩いの場で行われました。

また、ソゲリ地区にある他の小学校からも先生たちが集まっていました。
だから、「
ソゲリ
小学校には日本から来た教師がいる」ということを知ってもらう良い機会になりました。

イベントでは、景品付きのゲームがあり、たくさんの食事が用意されていました。
それらは全て企業などからの寄付で賄われていたそうです。
企業の方からの挨拶で「先生方が国を支える大切な仕事をされていることに感謝したい」という言葉があり
これにもまた、身の引き締まる思いをしました。

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2日間のイベントは同僚との仲を深める良い機会になりました。
また、こうしたイベントがあるのは、教師として嬉しいことですし、誇らしくも感じました。
しかし、それ以上に教師の仕事の大切さや責任感を改めて感じる機会にもなりました。
毎日身を粉にして働いている日本の学校の先生たちにも、こうした機会があればいいなと思いました。

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