JICA海外協力隊の世界日記

パプアニューギニア便り

パプアニューギニアの新学期を紹介します

2025年1次隊、⼩学校教育隊員の⾦本です。配属先であるソゲリ小学校の1学期の様子についてご紹介します。

「今日はこれで終わり」

1学期の最終日、12時まであると思っていた学校が10時半で突然打ち切られました。
全校生徒が集められ、学校だよりが渡されて生徒たちは帰されました。
私はこの日のために用意していたプレゼンがあったので、「続けさせてくれ」とお願いしました。その願いはあっさりと受け入れられました。無事にできてよかったです。残った生徒たちもそのプレゼンを楽しんでくれました。

こうして10週間にわたるパプアニューギニアPNGの1学期目が終わりました。
今回は、そんな
PNGの新学期について紹介します。日本と全然違ったり、意外と同じだったり、面白い気づきがたくさんありました。 (※あくまでも私の赴任校の場合です。)

WEEK 0
 新学期開始の1週間前から、教員の仕事が始まります。新しい学年の担当教員は希望制で決められます。紙が配られ、第一希望から第三希望まで記入し、それをもとに校長・教頭・シニアティーチャーが相談して、1時間ほどで決定されていました。被りがない限り希望が通っていました。
 
また、校務分掌のような役割分担も決められます。スポーツ担当や行事担当、備品担当のほか、トイレ担当やモーニングティー担当といった役割もありました。これもその場でやりたい人が立候補してどんどん決めていく形でした。
 
会議は毎回長く、2時間以上続くこともありました。日本では、教材選定、授業準備、お便り作成などが行われますが、そうした作業は見られませんでした。先生方は大抵、昼頃には帰宅していました。

WEEK 1
 今年は126日に新学期が始まりました。パプアニューギニアでは、入学式や始業式は行われません。また、WEEK1は「エンロールメント」と呼ばれる生徒登録期間となっています。 PNGでは毎年、生徒一人ひとりを対面で登録します。学校で学ぶためには、この期間中に保護者と一緒に来校し、登録を行う必要があります。

 「水曜日頃から生徒がそろい始めたら授業を始めるといいよ」と言われましたが、登録以外で登校してくる生徒はおらず、結局授業は行われませんでした。また、教室もまだ整理整頓されておらず、前年度の生徒の作品が大量に掲示されたままでした。

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WEEK 2
 ようやく授業が始まりました。しかし、生徒の出席率はまだ56割程度でした。登録期間は終了していましたが、その後も登録に来る生徒が多く見られました。週を重ねるごとに生徒数は増え、WEEK4には2クラスだった3年生を3クラスに分けるといった対応も行われました。
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●WEEK 39
 PNG1学期は10週間です。89週目頃から、成績評価のための課題やテストが増えていきました。成績は学期ごとに評価されるようです。 課題やテストはすべて教師が作成し、合計50点で評価されます。ノートの取り方や学習態度などは評価に含まれていません。

●WEEK 10
 10週目は、教員の成績処理のため、授業は午前のみでした。ただし、成績表を配布することはありませんでした。最終日の出席率は生徒が約6割、教員も全員が出勤しているわけではありませんでした。

そして、10時半に突然全校が集められ、「今日はこれで終わり」と告げられて学期が終了しました。他の先生方にも事前の連絡はなく、なぜその時間に終了したのかは不明でした。 生徒が帰った後は、2学期に向けたミーティングが行われ、その後に昼食会が開かれました。多くの先生が不在だったのは、この昼食の準備をしていたためのようです。最後は皆で楽しく食事をし、1学期を終えました。
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 初めてPNGの新学期を経験して、新たな発見がいろいろありました。職員会議の内容も初めてのことが多く、新任教員の心持ちでした。

 2学期はどのように進んでいくのか、1学期と違うところはあるのか楽しみです。また、その様子を報告したいと思います。

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