JICA海外協力隊の世界日記

パプアニューギニア便り

Windows7 パソコンを Windows10 へアップグレード ~既存設備の有効活用によるICT教育環境の改善~

2024年度3次隊PCインストラクターとしてゴロカテクニカルカレッジ(以下、ゴロカテック)に派遣されている田島和昭です。
昨年、ゴロカテックのICT環境について紹介した際、Computer Lab15で約100台のWindows7パソコンが稼働しており、これらをWindows10へアップグレードすることが大きな課題であるとお伝えしました。
今回、その課題解決に向けてComputer Lab1Lab2Lab3Lab5の計96台のパソコンをWindows10へアップグレードしました。

オフライン環境でのアップグレード
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写真1Windows10へアップグレードを実施したComputer Lab1

ゴロカテックには2430台のパソコンが設置されたコンピュータ教室が6室あります。しかし、学生用Labはインターネットに接続されておらず、学内イントラネットのみで運用されています。そのため通常のオンライン更新は利用できません。

そこでWindows10のオフラインインストール用USBメディアを作成し、教室ごとにアップグレード作業を実施しました。各Labにつき約2日、合計8日間をかけて同僚のITテクニシャン2名と協働して96台の作業を完了しました。

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写真2:アップグレード前のWindows7環境   写真3:アップグレード後のWindows10環境

20年前のパソコンが現役で活躍
今回アップグレードしたパソコンの中には、Windows Vistaを搭載して出荷された約20年前のデスクトップパソコンLenovo社製Think Centreも含まれています。これらのパソコンはWindows VistaからWindows7へ更新され、その後も教育現場で利用されてきました。
今回さらにWindows10へアップグレードすることで、引き続き学生の学習に活用できる環境を整備しました。

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教育現場における「使い続ける」という選択
Windows10についても既にMicrosoftのサポートは終了しています。しかし、Windows7と比較すると、より新しいセキュリティ機能やソフトウェアとの互換性を備えており、学生が現在広く利用されているWindows環境に触れる機会を提供できます。また、ゴロカテックで実施しているMicrosoft Officeの基礎教育は主にオフライン環境で行われるため、これらの旧型パソコンでも十分に活用することができています。

日本とPNGをつなぐ視点
日本ではWindows11の要件を満たさないパソコンが、Windows10サポート終了に伴い数多く更新・リサイクルされています。一方、パプアニューギニアでは20年前のパソコンであっても教育用途で十分に活躍できる場面があります。
日本で役目を終えた自動車が途上国で再利用されているように、パソコンについても適切な仕組みが整えば教育分野での有効活用の可能性があるのではないかと感じています。

今後に向けて
限られた予算や通信環境の中でも、既存設備を有効活用しながらICT教育環境を改善していくことは重要です。
今後もゴロカテックの学生がより良い環境で学べるよう、ICT環境の整備と活用支援に取り組み、学生や教職員のICTリテラシー向上に貢献していきたいと思います。

●田島隊員の活動や生活に関するその他の記事はこちら

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