JICA海外協力隊の世界日記

パプアニューギニア便り

村で見つけた「小さな幸せ」

Apinun(トクピジン語でこんにちは)!青少年活動でオロ州ポポンデッタに派遣されているYuです。
今回は、私が任地のポポンデッタ市から車で約1時間の場所にあるブナ村で過ごした23日の体験をお届けします。


村での暮らし
到着までの道のりはデコボコ道の連続でしたが、たどり着いた村には、
壁のない開放的な家や広大な自然が広がっていました。

便利さとは程遠い環境ですが、人々はいつも笑顔で、
とても穏やかに暮らしています。

こに連れてきてくれた大家さんの
「これが本当のパプアニューギニアの暮らしだ」という言葉に
私も深くうなずきました。

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暮らしの工夫と自然の恵み
宿泊したゲストハウスは竹で作られ、蚊帳や簡易的な水洗トイレも完備。

井戸水は驚くほど澄んでいて、自然の恵みを直接いただく心地よさを実感しました。

ココナッツを割って飲む体験も村ならではで、まさに最高の「ウェルカムドリンク」でした。

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歴史の記憶
ブナ村は第二次世界大戦中に激戦地となった場所でもあります。

村の小学校には爆弾の跡や戦闘機の部品が残されており、戦いの記録が石碑に刻まれていました。

静かな村の風景の中に、歴史の重みを感じさせられます。
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村の営み
滞在中には豚の解体にも立ち会いました。

鼻から尻尾まで全てを無駄なく調理し、感謝していただく自給自足の食文化に触れることで
食のありがたさを改めて学びました。
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小さな幸せを感じた日々

限られたものしかない暮らしの中で、人々は工夫しながら新しいものを生み出し、
小さな出来事に幸せを見つけています。

便利な町の生活では気づきにくい「本当の豊かさ」を体感できた旅でした。
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(応募期間:2025年9月12日(金)~ 10月14日(火)日本時間正午)

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