JICA海外協力隊の世界日記

パプアニューギニア便り

アロタウ小学校の独立記念祭に参加!②/ KOKIの活動日記/ 環境教育

前回に引き続き、アロタウ小学校での独立記念祭の紹介をしていきます。

パプアニューギニアには800以上の部族がいると言われており、個性豊かな文化が根付いています。
独立記念祭では、前回紹介した学年ごとのダンス以外に、部族のダンスを見ることができました。
そして、飛び入りで自分も参加させていただきました!

今回僕が参加したのは、「Esa'ala」というカルチャーグループで、ミルンベイ州のエサーラ島のグループになります。
校長先生がエサーラ島出身ということで、今回参加させていただけることになりました。
サムネの写真左側が校長先生になります。

それでは、簡単に衣装の説明をしていきます。上半身は裸で、下半身には葉っぱのスカートを巻いています。
頭の飾りは、ヒクイドリや極楽鳥の羽を使ったものになります。
首の巨大なネックレスは、からできています。
貨幣が使われる前は、こちらがお金として使用されており、このサイズのものはかなり高額だそうです。
グループのご厚意で、こちらのネックレスを貸していただきました。

手に持っているものは「クンドゥ」と呼ばれる太鼓で、踊りの際に使います。写真のものは、塩ビ管と布で作られていますが、
伝統的なものは木とワニの皮から作られます。↓
IMG_2035.jpg
フェイスペイントも部族ごとによって違い、Esa'alaは赤、黒、白の模様です。
歯がオレンジ色になっていますが、パプアの嗜好品である「ブアイ」を嗜んでいるためです。

さて、部族衣装に着替えたら、自分たちの出番まで他の部族のダンスを見ながら待ちます。
他の部族衣装も個性があり、見ていて飽きなかったです。
IMG_2070.jpgIMG_2084.jpg
(上:キルウィナ島の部族 下:ハイランドの部族)

いよいよ、僕たちの出番です。太鼓を叩きながら、広場を練り歩いていきます。前日に踊ることを知らされたため、
太鼓の叩き方は全く分かりませんが、見様見真似で合わせました。

いくつかのリズムパターンがあるのですが、パターンとパターンの間は何拍叩けばいいのか聞いたところ、
何拍とは決まっておらず、息で「スーッ」と鳴らしたものが合図だと教えてもらいました。
音楽が趣味の自分には、拍が決まっていないことは、中々興味深く、どのようにリズムや流れが決まっていったのか気になるところです。

(↑一緒に踊った生徒たち)
パプアニューギニアでは、部族のつながりが非常に強く「ワントク」(一つの言語という意味)と呼ばれます。
そんな中、日本人である自分を快く受け入れてくれ、ダンスまで踊らせていただき、非常に光栄なことだと思います。

2回に分けて紹介してきた独立記念祭ですが、一生忘れない素敵な思い出を作ることができました。
この感謝を胸に、引き続き学校での環境啓発活動を頑張っていきたいと思います。

さいごまで見ていただきありがとうございました!!


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