JICA海外協力隊の世界日記

パプアニューギニア便り

算数教科書を現場からサポート!ポポンデッタ小学校での挑戦/青少年活動

こんにちは、調整員の武藤です。
今回は、オロ州ポポンデッタ小学校で活動している
鈴木佑隊員(青少年活動)の算数教育に関する取り組みをご紹介します!
鈴木隊員の現場での経験が、教育省の算数教科書作成チームとつながり、教材改善に向けた新たな一歩を踏み出しました。


― 1・2年生用算数教科書を作成したチームとの連携 ―

パプアニューギニアでは、昨年、教育省が国定の1・2年生用算数教科書を作成し、オロ州内の小学校に配布しました。しかし、現場では「掛け算や図形の単元が難しい」「教材不足で生徒が教科書を共有している」といった課題が浮き彫りになっています。

そんな中、鈴木隊員は授業で得た経験をもとに、教科書作成チームに現場の声をフィードバックしました。
現地の生徒が苦手とする分野に対して、日本式の教授法を取り入れた授業を展開。
例えば、九九を歌に乗せて覚える方法や、図形を実際に描くための簡単な教材を活用するなど
生徒たちが楽しみながら学べる工夫を紹介しました。

- 現場の声を活かして教科書を改善 ―

教科書作成チームにとって、現場の課題を直接聞くのは初めての経験だったそうです。
「時計の読み方の単元がカリキュラムの後半に組み込まれているため、学年内で十分に教えられない」など、
学習進度に関する問題も共有され、議論が進みました。

この連携が、より実践的な教材開発につながることを期待しています。

― 教育の未来を見据えて ―

今回の活動を通じて、教室と教科書開発をつなぐ重要性を再確認しました。

JICAのプロジェクトと隊員活動が連携することで、子どもたちにとってより良い教育環境が生まれています。

これからも現場の声を大切にしながら、持続可能な教育改善に向けて取り組んでいきます!

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