2025/09/09 Tue
文化
PNGの多彩な文化に出会う―ソゲリ小学校での活動スタート


小学校教育隊員の金本です。ついに任地での活動が始まりました。私の任地は、ソゲリという山間部にある町です。首都のポートモレスビーから車で50分ほど行ったところにあります。道中の景観が素晴らしく、魅入ってしまうこと間違いなしです。
私がこれから暮らす家です。キッチンや家具などは完備、Wi-Fiもあります。
とはいえ、初日から断水があったり、大量の蟻が発生したりと、
思わず協力隊らしい環境だなと感じて、少し安心しました。笑
私の任地校であるSogeri Primary Schoolは自宅から歩いて40分のところにあります。
PMVというバスでも行けますが、歩いて通っています。
歩いていると、住民の方々がたくさん挨拶してくれます。
「ミスターはJICAの新しいボランティアか。よくきたな。」
ととても温かく接してくれます。先輩隊員が作ってくれた絆だなと感じています。
登校する子どもと一緒に学校まで行くこともあります。
日本ではしたことがなかったことなので、新鮮で楽しいです!
学校のこと、地域のこと、現地語のこと、いろいろなことを教えてくれます。
道中には野菜を売っているマーケットとインスタントメンや冷凍肉、お菓子、日用品などを売っているミニスーパーマーケットがあります。また、ソゲリには名門国立高校(ナショナルハイスクール)や国営の電力会社があり、その関係で、パプアニューギニア全土から人々が集まる地域のようで、町には多様な文化が息づいていると感じます。
幸運なことに、活動が始まって4日目に学校で大きなイベントがありました。
“Pre Independence Day”です。
9月16日はパプアニューギニアの独立記念日で、その前祝いを学校で行うのです。
その日、子どもたちは出身地ごとのグループに分かれて、伝統ダンス(シンシン)を披露します。
衣装も地域伝統のものを着ます。どの地域もとてもユニークで見応えがありました。
その中で特に印象に残ったのは、ハイランド地域のマッドマンと東ニューブリテン のウィップダンスです。
マッドマンは、パプアニューギニアの代名詞とも言えるほど有名な伝統キャラクターです。
実際に見られて感激しました。
ウィップダンスは、乾燥させた茎を鞭のように使って、男たちの腕や足を打ち付けます。
その時に「バチンッ‼︎」とすごい音がなります。
男たちはその鞭を微動だにせず受け止めます。すごい迫力でした。
今回のイベントを通して、パプアニューギニアでは地域の伝統をとても大切にしていることがわかりました。
学校には保護者も来て、子どもたちの衣装やフェイスペイントの手伝いをしていました。
先生たちも自分の出身地域のグループに混ざって踊っていました。
パプアニューギニアには800以上もの部族がいるとされています。
その多様な文化の一端に触れることができてとても嬉しかったです。
次は日本の文化をソゲリ小学校の人たちに伝えたいなと思いました。
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