JICA海外協力隊の世界日記

フィリピン便り

不器用な私が、フィリピンでものづくり!(前編)

こんにちは!フィリピンマーケティング隊員のミホです。
ルソン島オロンガポ市にあるNGOで、貧困家庭のお母さんたちが作る
ハンドメイド雑貨の販路拡大に取り組んでいます。
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任期も残り約3ヶ月!ということで、今日は私の活動について振り返ってみたいと思います。

上述した通り、私の職種はマーケティング

商品の売上をいかに上げるか。数字と睨めっこしている印象がありますよね。(私もそうでした。)

事前に布製品を作っているという話は聞いていたものの、

具体的に何を作っているかは全く知らず、ワクワクしながら迎えた配属初日。

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…………うーん。この独特な色の組み合わせはなんだ?
このドラ○もんのような大きなポケットはなんだ?
どうして商品なのに糸のほつれや汚れが…?

と、ツッコミどころ満載だったのを覚えています。

これはパソコン眺めていても始まらない! と、一から商品開発に取り組むことにしました。

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①布の仕分け

私たちの布雑貨の材料は、近くのマーケットの仕立屋さんから寄付していただくはぎれ布。

環境にも配慮したアップサイクル商品です。

まずは、どんな布があるか?どんな商品が作れるか?生地の厚さ、色味、素材などを吟味します。

伝統布でもない、”ただの布”にどう付加価値をつけられるか、これが一番の課題でした。

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②マーケティングリサーチ

商品開発の要とも言える、市場調査。対象としたのは、配属先が受け入れるスタディツアーの学生たち。

どんな商品、どんなデザインが欲しいか?をアンケートや座談会を通して聞き取りを行いました。

また、土産屋、雑貨屋さんにも定期的に足を運び、流行や売れ筋、価格帯をチェック。

これらは今でも続けていて、常に新しいアイデアをもらう貴重な機会です。

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③試作品作り

IMG-4ab923a626f57133817997dbe68c5404-V.jpg構想が定まってきたら、いよいよ試作品作り。

しかし、何を隠そう私は、家庭科の授業中ミシンで怪我をするほどの不器用&裁縫初心者。

そこで、Youtubeで一から裁縫を勉強し、

朝から夜まで、指にタコができるくらいずっと針と布と向き合っていました。


大変だったけれど、この過程があったからこそ、生産者のお母さんたちも

私の提案を受け入れてくれるようになったような。実際に手を動かすって大事ですね。

(今では完全に裁縫が趣味になりました✨)

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さぁ!そして生産者お母さんたちとの作業です・・・!

→次回へ続く ★ 不器用な私が、フィリピンでものづくり!(後編) | フィリピン便り

【 ミホ/マーケティング 】

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