JICA海外協力隊の世界日記

フィリピン便り

ラミネートしたい!!!

Maayong hapon!
フィリピンの小学校教育隊員なほです^^
パナイ島イロイロ市にある小学校で、5年生と算数の勉強をしています。
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日本で働いていた頃、何かと愛用していたラミネート

透明なシートで紙を保護するあの技術です。

賞状を作ったり、黒板や教室の掲示物を作ったり、お手製のカードを作ったり…。

くり返し黒板に貼る図や、児童がよく触れるなどして破損しやすいものを作る時には欠かせない相棒でした。

ここフィリピンでも、もちろんそういった教具を作ることがあります。

が、私の配属先にはラミネート機が存在しません。

フィリピンではラミネートは主にカード用に用いられていて、

まちにあるラミネート屋さんでしてもらう技術です。

代替案は思いつかなくても活動はしなければと、ただのコピー用紙や画用紙などを使っていましたが、

子供達のエネルギーには敵わず、汚れる、破れる、引きちぎられる。笑

破損せずとも、天井に取り付けられた扇風機の勢いでカードが飛び散ってしまい、

カードタイム=冷房我慢の酷暑タイム

になってしまうことも。

なんとか気軽にラミネートを代用できないかと考えた結果、思い出したのが透明テープのアイディア

小学校で活動されていた元協力隊員の方から、

コピー用紙に透明テープを貼ってホワイトボードを自作されたと聞いたことがあったのです。

早速真似をして、ミニホワイトボードを作ってみました。

。。。

多少汚れは残るものの、ホワイトボードマーカーを使えばくり返し使えます!

意見交換を教室全体で行うときや、グループ内でのアイディア出しにピッタリ!

マグネットになってない配属先の黒板でも、テープを使って何度も貼り直しができます!

なかなかの使い勝手に調子に乗って、カードやら諸々作ってみちゃいました。

まだまだ軽く扇風機に負けてしまうこともあるので改善の余地はありますが、

くり返し使えるホワイトボード破れないカードを手に入れました!

現地にあるものを使い再現性の高い方法で活動するのが、協力隊の流儀。

算数教育は、他の音楽や図工、体育教育に比べたら

教具も少なく紙とペンで済んでしまう世界ですが、だからこそ必要に応じた教具を使って、

子供達の興味関心を惹きつけることができるようにしたいですね。

【 なほ/小学校教育 】

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