JICA海外協力隊の世界日記

フィリピン便り

ボホール島最大のカーニバル「サンドゥゴ・フェスティバル」

フィリピン栄養士隊員のうっちーです。
ボホール島ロアイ町にある地域保健事務所で子どもの栄養改善を行います。
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毎年7月にボホール島の州都タグビララン市で開催される

島最大のカーニバル!「Sandugo(サンドゥゴ)」

は、ボホール島民とスペイン人の友好血盟をお祝いするお祭りです。

「Sandugo」 とは、スペイン語で「血族」や「血盟」を意味します。

なんと、1565年にボホール島に訪れたスペイン人の探検家レガスピ総督とボホール島の首長が

お互いの血をワインに混ぜて杯を交わし結ばれた「血盟」。

これは、スペインとフィリピンの初の友好条約と言われています。

私の任地、ロアイ町もSandugoには深く関係があります。

スペイン人のレガスピ総督とボホール島の首長が血盟を交わされた場所が

なんと、ロアイ町だとか!(諸説あるようですが。)

そのため、実際に血盟を交わされた地域には記念碑が建てられています。

(※先日、Alicia観光隊員のももPがロアイ町に来てくださり、血盟ポーズで写真を撮りました。)

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7月中は、州都タグビララン市内で様々なイベントが催され、街中が賑やか

カーニバル当日(2025年7月27日)は、医療関係者として参加する同僚約10人と一緒に観覧してきました。

午後3時から始まる各々の町のパレードや

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午後7時から始まるステージ発表

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全ステージ発表終了後は、表彰式。

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残念ながら、ロアイ町は優勝には一歩届きませんでしたが、素晴らしい発表でした。

音楽とダンサーたちの熱気!!

写真ではなかなか伝わりにくいので、是非とも会場で、見てもらいたいです!!

(ここからは、私が感じた異文化です。)

パフォーマンスを終えると熱中症や疲労で倒れる人続出。
担架で運ばれ、同僚たちが働く救急所で処置を受けるのですが、人が倒れ過ぎて救急所はパンク状態。

踊ることやイベントごとが大好きなフィリピン人にとっては、
「倒れてでも踊りたい。」という強い気持ちがパフォーマンスから感じられて、
フィリピン人の素晴らしい国民性を感じました。

深夜12時お祭り終了後、「ようやく帰りだ…」と思いきや、
同僚の一声で夜ミリエンダ(Jollibee)へ。

※実は、この日朝ミリエンダで同じJollibeeに来訪済。
「Jollibee」で始まり「Jollibee」で終わる1日、フィリピーナに近づいた気がします。

Kapoy ko カポイ コ (セブアノ語で 、私は疲れています。)

【 うっちー/栄養士 】

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