JICA海外協力隊の世界日記

フィリピン便り

掛け算しりとり

Maayong hapon!
フィリピンの小学校教育隊員なほです^^
パナイ島イロイロ市にある小学校で、5年生と算数の勉強をしています。
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クイズです!

「6×8はいくつでしょうか?」

答えは…

そうです、48!

きっと皆さんの頭の中には、「ろくは しじゅうはち」という言葉がよぎったはず。

九九と呼ばれる日本独特の覚え方ですね。

フィリピンでは、九九のように覚えやすい方法がありません。

そこで使われるのがこの2つの方法です。

①ひたすら唱える。
シンプルに式を丸ごと暗記します。
六の段であれば、「six times one equals six, six times two equals twelve, six times three equals eighteen, ...」とひたすら唱え、練習を重ねて式ごと暗記します。

②スキップカウンティング
答えだけを覚えていくスタイルです。
六の段であれば、「6,12,18,24,30, ...」と数字を唱え覚えます。

なので、フィリピンで「6×8はいくつでしょうか?」と聞くと、

式を覚えている子は「six times eight equals forty eight!」と、

スキップカウントをする子は指を折りながら「6,12,18,24,30,36,42,48!」と答えてくれます。

どちらにしても、たくさん練習を重ねないと、覚えられない方法ですね。

補習授業ではプリント学習と一緒に、カードゲームにもトライ!

カードに書かれているのは答えと式。

ただし答えと式はマッチしていません。

式の答えを見つけて、答えの書いてあるカードを横に並べていきます。

最初は何人かで協力しながら行っていましたが、慣れると一人でもできるように。

スピードもぐんぐん上がり、タイムバトルへと発展。

並べ終わる速さを競ったり制限時間内で何枚並べられるかを競ったり

「7,14,21,28,36…あれ、36ないなぁ。35か!」

数の覚え間違いにも気がついたりしながらプレイできました。

「学ぶって面白い!」と思ってもらえるのが一番ですが、まずは

「あの授業楽しかったぁと思ってもらえる授業を目指していきます!

【 なほ/小学校教育 】

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