2025/05/15 Thu
人 小学校 文化 活動
掛け算しりとり


Maayong hapon!
フィリピンの小学校教育隊員なほです^^
パナイ島イロイロ市にある小学校で、5年生と算数の勉強をしています。
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クイズです!
「6×8はいくつでしょうか?」
答えは…
そうです、48!
きっと皆さんの頭の中には、「ろくは しじゅうはち」という言葉がよぎったはず。
九九と呼ばれる日本独特の覚え方ですね。
フィリピンでは、九九のように覚えやすい方法がありません。
そこで使われるのがこの2つの方法です。
①ひたすら唱える。
シンプルに式を丸ごと暗記します。
六の段であれば、「six times one equals six, six times two equals twelve, six times three equals eighteen, ...」とひたすら唱え、練習を重ねて式ごと暗記します。
②スキップカウンティング
答えだけを覚えていくスタイルです。
六の段であれば、「6,12,18,24,30, ...」と数字を唱え覚えます。
なので、フィリピンで「6×8はいくつでしょうか?」と聞くと、
式を覚えている子は「six times eight equals forty eight!」と、
スキップカウントをする子は指を折りながら「6,12,18,24,30,36,42,48!」と答えてくれます。
どちらにしても、たくさん練習を重ねないと、覚えられない方法ですね。


補習授業ではプリント学習と一緒に、カードゲームにもトライ!
カードに書かれているのは答えと式。
ただし答えと式はマッチしていません。
式の答えを見つけて、答えの書いてあるカードを横に並べていきます。


最初は何人かで協力しながら行っていましたが、慣れると一人でもできるように。
スピードもぐんぐん上がり、タイムバトルへと発展。
並べ終わる速さを競ったり、制限時間内で何枚並べられるかを競ったり。
「7,14,21,28,36…あれ、36ないなぁ。35か!」
と数の覚え間違いにも気がついたりしながらプレイできました。
「学ぶって面白い!」と思ってもらえるのが一番ですが、まずは
「あの授業楽しかったぁ」と思ってもらえる授業を目指していきます!
【 なほ/小学校教育 】
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