2025/05/14 Wed
人 文化 生活
フィリピンの通学事情


Maayong hapon!
フィリピンの小学校教育隊員なほです^^
パナイ島イロイロ市にある小学校で、5年生と算数の勉強をしています。
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私の配属先の小学校は児童数1400人越えのマンモス校。
児童数が多い分、先生や教具も多く、理科や算数を得意とする児童向けのクラスもあります。
日本のように学区による小学校指定もないため、保護者の送り迎えの都合や、
よりよい教育環境を求め10km以上離れたお家から通ってくる子もいます。
今日はそんな子供たちの通学の様子を紹介します!


まずは一番多く利用されているこの乗り物。その名も「トライシクル(tricycle)」
フィリピン全土で広く利用されている、主に近距離移動用の乗り物です。
名前の通り、バイクに2輪、その横のシートに1輪のタイヤがつけられています。
隣についているシートは天井低めで、身長150程度の私でも頭がぶつかっちゃいそう!笑
通学・通勤だけではなくちょっとした買い物や移動に使う人も多く、1km未満の移動でも頻繁に使われます。
金額は乗車距離によって異なり、私の住んでいるまちでは1、2kmなら15ペソ(約38円)で乗れます。
低学年の子は保護者と一緒に、中学年以降の子は友達同士乗り合わせて通学しています。
こちらが乗り合わせている様子。
最大定員はせいぜい5、6名だと予想していたのですが、まさかの想像を超える
青空天井席が存在しました…!!
なので、7人以上が乗ることもあるのだとか。
足場に立ち乗りする姿を見かけたこともあるので、定員数は未知数ですね…!


小学生の利用は少ないですが、先生や中高生たちは、「ジプニー(jeepney)」もよく利用しています。
中距離移動用で、日本でいう路線バスのような位置付けの乗り物です。
こちらも天井が低く、腰を曲げて乗り込み腰を曲げて降りる、荷物が多い日はちょっと大変な乗り物。
通学・通勤時間はとっても混雑するので、席数を超える乗客が乗ります。
席と席の間に細い台を置き簡易席を作ったり、乗降口付近に立ち乗りしたりするのは日常茶飯、
それでも足りない時は、ジプニーにも青空天井席が誕生します。
絶対に乗るぞ!という気合が伝わってきますね…!!
ジプニーも乗車距離ごとの値段設定で、私が買い物によく利用する20km先のお店までは
35ペソ(約90円)で乗れます。 どちらの乗り物も日本の乗り物と比べると格安ですね。
通学はもちろん、私たちの暮らしに欠かせない「足」たち。
フィリピンに来られた際は、ぜひお試し下さい!
【 なほ/小学校教育 】
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