JICA海外協力隊の世界日記

フィリピン便り

図形のじかん

Maayong hapon!
フィリピンの小学校教育隊員なほです^^
パナイ島イロイロ市にある小学校で、5年生と算数の勉強をしています。
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配属先でのメインの活動は、計算が苦手な子供達の取り出し補習授業ですが、

カウンターパートの先生が担当されているクラスで算数の授業をさせていただく機会を得ました!

図形の単元で、多角形と円の学習を行いました。

多角形の学習のまとめでは、

「多角形を1つ、自由に描こう」という課題にグループごとに取り組んでもらいました。

授業で学んだ正多角形を描こうとするグループや、犬を多角形で描こうとするグループも。

子供達の個性とセンスがひかる図形がたくさんできました!

円の学習では、初めて使うコンパスにワクワク!

慣れないコンパスに苦戦しつつ、円を書いたり、長さを移したりすることができました。

図形③.JPG

実は今回の授業には裏目標がありました。

それは、「子供達にノートをとってもらうこと」。

授業中にノートをとるかどうかは先生の授業スタイル次第。

算数だとノートをとることが少なく練習問題を解く時にしかノートを使わないことがほとんど。

とる場合でも、教科書の指定された範囲を書き写す、といったことも少なくないようです。

「ノートをとることが正義!」派ではないですが、

どこが大切なポイントなのかを考えてまとめたり自分の考えを書いて思考を整理したり

前に習ったことを読んで振り返りながら学習を進めていったりすることは、今後の学習にも役立つはず…!

ということで今回はミニワークブックを使いながら授業を受けてもらいました。

慣れていないノートテイクに加え、穴埋め形式だったり、◯か×かに加えその理由を書く欄があったり…と、

戸惑いつつも、書き込んだり、前のページを振り返って

学習内容を思い出しながら理由を書いたり、と一生懸命取り組んでくれました。

が、なぜこのようなことを…?といった顔をしながら受けている子供たちももちろんいました。泣笑

例えば、レストランに行ってもオーダーを取らず全て覚えることができる店員さんも多いフィリピン。

もしかしたら彼らにはノートテイクは必要なく、頭の中で覚えたり思考したりすることが得意なのかも…?

彼らに合う授業スタイルはどんなものなのか、まだまだ探求は続きそうです…!

【 なほ/小学校教育 】

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