2025/07/11 Fri
イベント 人 文化 活動
BOKOMI ワークショップ in カリボ


Ma Ayadayad nga Odtro agahon
(“マ アヤッドアヤッド ンガ オッドトロ アドラオ” 任地のアクラノン語で、こんにちは。)
フィリピン防災・災害対策隊員のSakaです!
パナイ島 カリボ町役場で、防災・災害対策を行っています。
============================================
話は遡り、2月
同僚と3月下旬にワークショップを企画しようと話をしていました。
もちろんそのワークショップは1回延期になって、5月下旬の週末に
無事開催することが出来たのですが、いくらフィリピン生活でストレスほぼなしと言えども、
ワークショップを計画・開催するとなると、話は変わるものだなと痛感しました。
「ワークショップ1日でいいじゃん、参加者も忙しいと思うよ?」と言う私に、
『いーや、2日だ。ご飯食べなきゃいけない』と同僚。
「ご飯?笑 あーそうだよね、防災の講義で頭を、ご飯でお腹をいっぱいに満たそうということね、
OK。2日でいこう。じゃあ、他に講師呼べる?」と言う私に、
『予算がないから、なんとかSakaの方で2日やれないか?』と同僚。
2日となって大変になるのは私なのですが、土日返上で考え、試行錯誤し続けました。
薪で火起こしてフライパンでお米炊いてアルファ米作りを取り入れようと試みたり
(フィリピン人は直火でお米炊けるし、アルファ米作りの工程が少なすぎる上につまらないのでこの案はボツ)
※高温多湿のフィリピン、天日干しでもアルファ米作れるのですが(写真上)、
めっちゃ蟻来ます。作られる方、要注意です


そこで取り入れようとしたのが、日本の防災教育でも行われている
DIG(Disaster Imagination Game)だったのですが…
※DIG…参加者が地図を囲み、地図上に地域からの避難経路(茶色の油性ペン)や
行き止まり(ピンク色の油性ペン)などを書き込み、地域の災害リスク(赤色の丸ステッカー)・
洪水しやすい場所(青色の丸ステッカー)や要配慮者の住居(黄色の丸ステッカー)などへ
丸いステッカーを貼っていき、地域の災害リスクやどのような人々が住んでいるかを
マップ作成を通して参加者同士で共有し、発災時への自助・共助へ繋げることを目的としたゲーム
そもそもそれが何か伝わらず、A4の地図を数十枚印刷して切り貼りし同僚へ内容や目的をプレゼンし、
DIGに必要なピンクや茶色の油性ペンをお願いするも、黒の油性ペンしか町に売ってない上に、
ベースとなる地図、同僚が作成してくれるとのことだったのですが、いくら待てども来ない!苦笑
何回・何度となく「間に合わない!!」と言いそうになる気持ちをぐっと堪え、
結局、ギリギリ前日の夕方に届いた地図でDIGを実施することが出来ました。
私自身もこのワークショップの前に、今回の参加者が住む地域へ
どのような特徴があるのか実際訪れていました。
それでも、地域のまたは地域に住む人々が持つ情報は有益で
私自身も「あ、ここが避難経路になり得るのか」と驚くことも多いワークショップとなったと同時に、
翌日、同僚が、「Saka!昨日ワークショップ大成功だったな!」と言うのだから、
参加者にとっても有意義なワークショップになったのではと信じたい。
最後に
冒頭の同僚と私のやり取り
ご飯の予算を削って、講師呼べばいいのでは?と思いますよね。私は思います。
ただ…フィリピンにはこんな言葉があるのです↓笑
「Hungry is Angry for Filipino.
(フィリピン人にとって、お腹が空く
=怒りに繋がるのですよ!という意味)」
ミーティングやワークショップ開催する時に、ランチや10時・15時の軽食を提供しないということは、
参加者へのホスピタリティ(思いやり)が足りない、町民からの信頼を失うということに
繋がってしまう可能性があるのです。まぁ、ただ食べるのが好きだという説の方が有力だけど…
人あっての防災・減災対策
軽食を食べながら、私の講義を聞く幸せそうなフィリピン人を見て
私達が守りたいのは、こういった人々の普段の生活や人々の笑顔なのかもしれないなと思う。


最後まで読んでいただいた方↓
「Saeamat!(“サラマット” アクラノン語で、ありがとうございました)!」
↑タガログの”Salamat”が、 わがアクラノン語では”Saeamat”になるって知ってましたか?
知っていたら、相当のフィリピン通笑
【Saka/防災・災害対策】
SHARE