JICA海外協力隊の世界日記

フィリピン便り

~先生は大切な存在~フィリピン・ティーチャーズデー

フィリピン(小学校教育)隊員のMayuminです。
セブ州ミングラリニア町にある小学校で、算数を教えています。
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セブ島では地震の影響で学校が休校していましたが、

その中で10月16日(木)、学校前の施設で「ティーチャーズデー」のセレモニーが開催されました。

本来は10月5日に予定されていましたが、地震直後だったため延期されていたのです。

私の任地であるミングラリニアの先生方が全員集まりました。

IMG-8664be1cbf6fc82186ee9a06ea025edd-V.jpgオープニングは子どもたちによる、フィリピンらしい明るくにぎやかなダンス。

とても上手で、思わず見とれてしまいました。(いつ練習したのだろう?完璧すぎる!)

その後、町長が登場すると大歓声が起こりました。

司会者が学校名を呼び上げると、先生方が次々に町長のもとへ向かい、封筒を受け取っていました。

戻ってきた先生方の笑顔に「何が入っているの?」と尋ねると、

中身はなんと現金!一人につき6,000ペソが渡されていました。

毎年、町長が先生一人ひとりに感謝を込めて現金を贈るのだそうです。

これはミングラリニア独自の習慣とのこと。

IMG-1c46c863788169817e6187a8c04d6a4d-V.jpgティーチャーズデーは、「未来を担う子どもたちを育てる先生は大切な存在」・・・・・。

その思いが込められたセレモニーでした。先生方の笑顔と温かな雰囲気に包まれた一日を通して、

私は「先生という存在が尊重される文化って本当に素敵だな」と心から感じました。

(↑昔は日本もそうだった・・・・。)

日本でも先生がもっと大切にされる社会になるといいな、と少しうらやましく思いながら、

改めて「存在そのものを大切にされること」が何よりの喜びなのだと気づかされました。

学校に戻ると、各校にレチョン(豚の丸焼き)が一頭ずつ贈られ、先生方みんなで分け合って食べました。

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先生方の笑顔を見ながら、

私の心も温かく満たされた一日でした。

【Mayumin/小学校教育】

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