2026/07/20 Mon
文化 活動
残したもの、もらったもの

フィリピン栄養士隊員のうっちーです。
現在、ボホール島ロアイ町の地域保健事務所で、子どもの栄養改善活動を行っています。
※7月20日に帰国予定です。
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「日本に帰りたい。」
ロアイ町に着任したばかりの頃、正直そんなことを何度も考えていました。
慣れない英語、文化の違い、日本では当たり前だったことが通じない毎日。
「あと1年半もあるのか」と思ったこともあります。
でも今は、帰国の日が近づいていることが信じられません。
いつの間にかロアイでの生活が当たり前になり、
RHUで働き、同僚と笑い、ご飯を食べ、
ときにはRed Horseを飲みながら過ごす時間が、私の日常になっていました。

栄養士としては、子どもの低栄養改善を目標に活動しました。
フィーディング事業をパックランチ方式へ改善したこと、
栄養教育教材を作成したこと、
新しい身長計を導入したこと、
地域栄養ボランティア(BNS)と毎月勉強会を続けたこと……。
「ロアイに何を残せたのか」と考えると、こうした活動が思い浮かびます。

でも、それ以上に、
私がロアイからもらったものの方がずっと大きかったように思います。
一番の財産は、「自分のやりがい」に気づけたことです。
BNSの皆さんと活動する中で、
頑張っている人を支え、
その人が成長したり成果を出したりする姿を見ることに、
自分は一番やりがいを感じるのだと気づきました。
栄養アクティビティの監査の結果が昨年より良くなり、
喜んだり涙を流したりするBNSの姿。
同じ目標に向かって毎日一緒に活動した同僚栄養士。
その姿を見て、
「私は栄養士の仕事が好きなんだ」
と心から思えました。
ロアイでは、本当にたくさんの人と出会いました。
RHUのスタッフ、
任地でできた親友、
私を温かく迎えてくれたバランガイの皆さん、
美味しいご飯を作ってくれた人、
近所のサリサリストアやバーベキュー屋さん。
皆さんがいたから、
最初は「帰りたい」と思っていたロアイが、
今では「帰りたくない」と思える場所になりました。
よく訪問していたバランガイでは、
サプライズでプレゼントと、これまでの活動を振り返る動画をいただきました。
BGMはKiroroの「未来へ」。
感動と寂しさが込み上げ、涙が止まりませんでした。
このバランガイでは、これまでスタッフが退職するときなどに動画を作って送り出している姿を見てきました。
その輪の中に私も加えてもらえたこと、
そしてスタッフの一員のように思ってもらえていたことが、
本当にうれしかったです。

私がロアイに残したものよりも、
ロアイからもらったものの方が、ずっと大きかった。
フィリピンで過ごしたこの1年半は、
間違いなく人生で一番濃く、
そして一番意味のある時間でした。
JICA海外協力隊に参加して良かったです。
Salamat kaayo, Loay. ありがとう、ロアイ
Magkita ta puhon! みなさん、またいつか会いましょう
【うっちー/栄養士】
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