JICA海外協力隊の世界日記

フィリピン便り

信号機がやってきた!@ドゥマゲッティ

フィリピン獣医・衛生隊員のシロです。
東ネグロス州の酪農局で、地域酪農家さんへいろんなアドバイスを行っています。
===================

私の任地、ドゥマゲッティ市は人口13万人の地方都市なのですが、

これまで市中に信号機が一つもありませんでした。

しかし、道路は自動車だけでなく大量のバイクや、バイクを改造した

トライシクルと呼ばれる客を乗せる車両などが行き交い、とても混雑しています。

それではどうやって交差点や道路を渡るのでしょうか??

答えは

1,アイコンタクトと以心伝心! 
アイコンタクトをして、フィリピン人同士の独特のあうんの呼吸で
譲ったり譲られたりして交差点を渡ります。
交通量の多い道を渡るのはいつもひやひやしますが、みなさん結構やさしくて譲ってくれます。

2,トラフィックエンフォーサーの誘導
交通量の多い交差点は朝晩のラッシュ時に、トラフィックエンフォーサーと呼ばれる
交通整理をする役人さんが登場します。交差点のど真ん中で、
手旗信号で、堂々と車を誘導します。端から見ると危険な仕事に見えます、尊敬。。

そんなこんなで、

去る2月に我が市にも信号機が初めて導入されました。

まずは1台が交通量の少ない交差点で設置され、
みんなに信号機に慣れてもらったところで、順次他の激混み交差点に設置されるようです。

最初の2週間ほどは、トラフィックエンフォーサー達が信号脇に待機し、

突如として現れた信号機に困惑する市民に使い方を教えていましたが、

1か月経った今、信号機は無人で平穏に運用されています。

都市化のどんどん進む我が任地、今後どのように変わっていくのか楽しみです。

【 シロ/獣医・衛生 】

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ