JICA海外協力隊の世界日記

フィリピン便り

雨宿り☂

Ma Ayadayad nga Agahon
(“マ アヤッドアヤッド ンガ アガホン” 任地のアクラノン語で、おはようございます。)

フィリピン防災・災害対策隊員のSakaです!
パナイ島 カリボ町役場で、防災・災害対策を行っています。
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このところ、朝・晩と雨が降ることが多くなってきました。
フィリピン人に聞くと、1年の中で最も暑くて、雨季の入口となるのが、5月とのこと。

ところで、みなさん、雨は好きですか?

始業時間に遅れるわけにもいかず、
雨の中移動すると、靴や洋服が濡れてしまうなど、敬遠されがちな雨。
フィリピンの平均年間降水量は、1991年から2020年の30年間で約2,600ミリと、
過去30年単位での比較をしていくと、数百ミリずつ雨の量が増加しています。
(参照:https://climateknowledgeportal.worldbank.org/country/philippines/climate-data-historical

日本においても、この傾向は変わらず、端的に言えば、
短時間で多くの雨が降る傾向へと変わっていっていますよね。

先日、通勤途中に大雨に打たれていました。
海外協力隊は、通常2年間の派遣となるのですが、1年7ヶ月しかフィリピンにいない私は、
1度しか経験できない、まさに、今みたいな時間が存在しているのですが、
色々なことに思いを巡らせながら、まだ開店前の店の軒先で、フィリピン人とどんよりと曇った空を見上げる、
雨樋から吐き出される大量の雨を見る。
この雨宿りの時間が、途上国で過ごす中で、一番好きな瞬間だったりします。

まぁ、その後、冠水する道(写真下)をどう渡るか考えなきゃいけないのですが苦笑

写真②.jpg

日本でもつい先日、梅雨入りが発表されましたが、
梅雨の期間って、事後検討・決定されるって知っていました?
なかには、いつ梅雨明けしたか不明という年もあるとか。
これだけ、進化しているのに、まだ分からないことがあるって、逆にわくわくしますよね。

災害・避難時には、どう情報を捉えるのかということが大切だと思います。
雨が多く降る時期だからこそ、河川の洪水マップ
土砂災害ハザードマップなどの情報の収集方法の確認を行ってみるのもいいかもしれません。

「私は1日でいい、同僚はいや2日だ!」と言いながら準備してきた、ワークショップでも
この「情報の取り扱い」について触れる予定です。そんなワークショップの様子は、また次回。

突然、降り出す雨に打たれたら、みなさん、どうしますか?

その答えは、フィリピンにあったかもしれません。

困ったときは、ビニール袋で要対応?笑

「May payong ka ba? (“メイ パヨン カ バ” タガログ語で、傘持った?)」

【 Saka/防災・災害対策 】

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