JICA海外協力隊の世界日記

フィリピン便り

遠藤大使がラ・ウニオン州を訪問!先輩隊員の活躍に刺激

フィリピン・コミュニティ開発隊員のドゥーモンです。
ルソン島ラ・ウニオン州サンフェルナンド市の非政府組織(NGO)で、
農家らの組織化支援などに取り組んでいます。
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在フィリピン日本国大使館の遠藤和也大使が、ラ・ウニオン州ロザリオ町の

「Rosario Integrated School(ロザリオインテグレットスクール)」を訪れました。

同校は保育園から高校生まで約6千人の児童・生徒が在籍する公立校で、

理科教育隊員としてMikaさんが配属されています。

遠藤大使の訪問に合わせて同州で活動するほかの隊員2人も集合し、活動紹介などを行いました。

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訪問は11月26日。協力隊の活動を視察する狙いで、JICAフィリピン事務所から馬場隆所長らも参加しました。

同校にはJICAの支援によって建てられた校舎があり、隊員活動以外にも日本とのつながりがあります。

当初は7月に予定されていた大使訪問でしたが、大型台風の接近により延期となっていました。

遠藤大使が学校に到着すると、さっそく屋外のステージで歓迎式典が行われました。

集まった約200人の生徒は日本とフィリピンの国旗を振って歓迎。校長先生らのあいさつに続き、

生徒によるフィリピン伝統のダンスが披露されました。

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公開授業は、Mikaさんのカウンターパートであるフィリピン人教師による理科の実験でした。

バナナやフルーツジュースなどからDNAを採取するというもので、

身近なものを使って実験を行おうとMikaさんが工夫を凝らし、カウンターパートに内容を指導しました。

生徒たちは真剣なまなざしで取り組んでおり、

見学者からは「自分が学生の頃より内容が難しいかも」と驚きの声が上がりました。

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s-DSC_3213.jpgラ・トリニダッド町役場で防災・災害対策隊員として活動するYamamotoさんは、

火災における防災について講義を行いました。冗談を交えての講義は生徒たちの心をつかみ、

初対面の子どもたちともすぐに打ち解けていました。

煙から逃げる練習として段ボールの中に入り腰をかがめて進む訓練では、

チーム対抗の要素を入れたことで運動会のような盛り上がりを見せていました。

同じ州内であっても、普段はなかなか他の隊員の活動を見ることはありません。

大使訪問という貴重な機会に合わせて先輩隊員の活躍を垣間見ることができたのは

私にとって大きな刺激になりました。

【 ドゥーモン/コミュニティ開発 】

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