JICA海外協力隊の世界日記

セントルシア便り

Kazのつれづれ「限りあるを知る」

セントルシアでの仲間との語らい
仲間の間でも時々、
グローカルプログラムの話題が出る。

美しい風景のこと、
地元での体験のこと。
様々な思い出が語られる。

JICAでは任国への派遣前に
75日間の日本国内の地域拠点で
グローカルプログラムという
派遣前研修を実施している。

海外でのボランティア活動に先駆けて、
国内で地域活動へ参加する研修である。

海外では行政・公共機関に派遣され
活動することになるが、
この研修では国内で
行政・公共機関で活動し学びを得るとともに
課題解決に取り組むという建て付けになっている。

自分はグローカルプログラムへの参加を通じて
取り組むべき課題を見つけること以上に
自分が取り組むべきでない課題
を見極める大切さを学んだ。

地域としては
わずか75日間の短期研修で来訪の
部外者に触られたくない部分もある。

課題によっては
地元の利害関係者の対立もあって
立ち入らない方が良い課題もある。

行政が主体的に取り組んでおり、
第三者の介入を好まない課題もある。

地域の課題を理解することは大切である。

同時に地域の課題を取り巻く背景を
理解することも大切である。

十分に状況を把握した上で、
「口を出さない。手を出さない」
領域を見極めることも
大切なことだと
グローカルプログラムを通じて私は学んだ。

先客あり??

ここセントルシア農業省に着任し
既に1年間以上が経過するが、
着任前に農業省の課題と考えられた
多くの課題について
台湾の援助団体がセントルシア農業省とともに
取り組みを開始している案件が
かなりあることを知った。

彼らの取り組みを知るのも、
しばらく経過してのことだが・・・

先人たちが何をやってきたのか?
何をやってこなかったのか?
を知ることも重要な情報活動である。

立ち入り禁止区域を
見極めるのも大切だ。

職場では、「最近どう?」
「何か困っていることある?」
と気楽に声を掛ける。

すると、
何かと自分が抱えている課題を
話してくれるもんだ。

そうしたら、
聞いた話の内容を整理して、
フロー図を描いたり、
表を作ってあげたり、
課題を図解してあげたりして共有する。

そうすると
話をしている側が
何に困っているのか?
何をしたいのか
が明確になってくる。

この段階で現状調査を提案する。

カメラを持って職場のスタッフとともに
現地調査を実施する。

そうこうする中で
自分が取り組むべきでない課題を見極めながらも、
自分のやるべきことが見えてくる。

ボランティアには
万能の権限を与えられて
派遣されてきているわけではない。

自発的に
自働的に
活動することが期待されるが
その活動は
現地の要請や希望に沿ったものでなくてはならない。

「ボランティアとして限りあるを知る」
JICAグローカルプログラムに参加して
本当に良い学びを得たと思う。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ