JICA海外協力隊の世界日記

セントルシア便り

Ozzie Note 1 さあセントルシアへ!

はじめまして。2024年度2次隊、小学校教育の職種でセントルシアへ来ました、尾﨑大地です。

5年前にJICA海外協力隊の受験を試みましたが、コロナ禍で選考が中止。この度、社会状況と仕事が落ち着いたこともあり、再受験。晴れてセントルシアへ赴任することができました。要請内容によると、”セントルシアの学校はパンデミックにより休校または対面式授業の削減などにより学習の機会が大幅に減少したことで、数学を含む学力の低下を危惧している。そこで今後リモート型の教育を積極的に取り入れ、JICAの開発した算数ドリルや算数アプリを活用するなどして、特に小学校を対象に算数の学力向上を図り、小学校教育隊員を派遣する。”と書かれています。この数年で変化した日本の教育と、セントルシアの教育でいい化学反応が起こると嬉しいなと考えています。この日記では、日本の裏側にあるカリブ海に浮かぶ小さな島国、セントルシアの生活や教育について紹介していきます。

写真は赴任時の機内からのもの。セントルシアは熱帯でスコールが多く、雨上がりに上空に虹が見られることも。

JICA海外協力隊では、任国へ赴任後、現地語学訓練を受けます。セントルシアでは、英語とセントルシアクレオールと呼ばれる現地語の2つが話されています。現地のフィールドトリップや安全管理、バスの乗り方などの講習を含め3週間近く現地の先生から言語や文化、歴史を学ぶことができました。語学訓練の日は、午前3時間英語、午後3時間クレオールといった形です。私の場合は、同期隊員が私を含め5人いたこともあり、会話が多く楽しみながら学習することができました。

写真は語学訓練の中で行った”ピジョンアイランド国立公園”。ここにはセントルシアの歴史が詰まっています。過去にフランスとイギリスがこの島を取り合って何度も戦ったことがあり、大砲や要塞のようなものが数多く散見されます。そんな背景から、クレオールはフランス語寄りの言語、英語はイギリス領の名残ということです。言語はその国の歴史や文化につながります。どちらの言語も大切にして今後も学習を進めていきたいです。ちなみに私は小学校で活動することが多いです。現地校で子供たちから言葉や文化を教えてもらうことができることも小学校教育隊員の魅力だと思います。

次回、私の職場や1日の様子を紹介します。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ