2025/04/23 Wed
活動 自然
海洋生物の悲しい死 砂浜にウミガメを埋葬しました
セントルシア・ナショナル・トラスト 環境教育隊員のかわむらゆきねです。
週に1回のマングローブ調査に、引き続き参加させてもらっています。
前回、漂着海藻(サルガッサム)とともに海岸に浮かぶウミガメの死体を発見するという珍しい出来事があったので、記事にしたいと思います。
念のため死因を確認するため、砂浜に落ちていたロープを使って引き寄せました。
近くで見ると、すでに水を吸って膨らんでおり、時間が経ってしまっていることから、解剖などはせずに外傷を観察しました。種はおそらくアオウミガメ(Green Turtle)、大きな傷は見られません。
可能性としては病気や事故などが考えられるものの、明確な死因はわかりませんでした。
アオウミガメのほかにタイマイ(Hawksbill)も生息していますが、現地のレンジャーによると、アオウミガメのほうが個体数は少ないようです。
一通り観察を終えたら、みんなで近くに穴を掘り、ウミガメを埋めました。(※念のため少しだけサンプルを採取したので、写真では同僚がナイフを持っていて、私はサンプルを葉っぱで挟んで持っています)
これまでにマングローブ調査に数回参加してきたなかで初めての体験でした。海洋生物の死を肌で感じる出来事となりました。
それでは、また更新します(^^)
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