JICA海外協力隊の世界日記

セントルシア便り

海洋生物の悲しい死 砂浜にウミガメを埋葬しました

セントルシア・ナショナル・トラスト 環境教育隊員のかわむらゆきねです。

週に1回のマングローブ調査に、引き続き参加させてもらっています。

前回、漂着海藻(サルガッサム)とともに海岸に浮かぶウミガメの死体を発見するという珍しい出来事があったので、記事にしたいと思います。

念のため死因を確認するため、砂浜に落ちていたロープを使って引き寄せました。

近くで見ると、すでに水を吸って膨らんでおり、時間が経ってしまっていることから、解剖などはせずに外傷を観察しました。種はおそらくアオウミガメ(Green Turtle)、大きな傷は見られません。

可能性としては病気や事故などが考えられるものの、明確な死因はわかりませんでした。

アオウミガメのほかにタイマイ(Hawksbill)も生息していますが、現地のレンジャーによると、アオウミガメのほうが個体数は少ないようです。

一通り観察を終えたら、みんなで近くに穴を掘り、ウミガメを埋めました。(※念のため少しだけサンプルを採取したので、写真では同僚がナイフを持っていて、私はサンプルを葉っぱで挟んで持っています)

これまでにマングローブ調査に数回参加してきたなかで初めての体験でした。海洋生物の死を肌で感じる出来事となりました。

それでは、また更新します(^^)

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ