JICA海外協力隊の世界日記

セントルシア便り

マングローブに暮らすカニ

セントルシア・ナショナル・トラスト 環境教育隊員のかわむらゆきねです。

今回はマングローブ林に暮らすカニを3種類紹介します。

エントリーナンバー1番は、潮の満ち引きが激しい砂の地面に、小さな穴をつくって住んでいるこの子。

私たち人間が歩く振動に反応してなのか、たくさんのカニが一斉に横歩きで木の陰に移動していく様子は、見ていて面白いです。

片方のハサミだけが大きいサワガニのような感じなので、「カタハサミサワガニ」とでも名付けましょうか・・・

エントリーナンバー2番は、樹上を素早く移動するこの子。

どこに住処があるのかわかりませんが、いつもマングローブの葉っぱの上をスタスタ歩いており、軽々と登っていく様子をよく目にします。

カニが木に登るイメージはあまりなかったので、最初は不思議な感じでした・・・ということで「キノボリガニ」と名付けます。

エントリーナンバー3番は、素足で歩いているとはさんでくるこの子。

砂よりもっと粒子が細かい灰色の泥の地面に、人間のこぶしが入るくらいのトンネル穴を掘って暮らしています。

泥の中での生活への適応なのか、脚には1センチくらいの毛がたくさん生えています。名前を付けるとしたら無難に「マングローブケガニ」かなあ~。

ちなみに、現地のレンジャー曰く結構おいしいそうで・・・人間が泥を掘り返した跡や、焼いた後の赤くなった殻も時々林の中で見かけます。

最後に、カニ関連英単語を3つ。①Burrow(トンネル状の巣穴)、②Pincer(カニのはさみ)、③Mudflat(潮が満ち引きする海岸の泥地)

それでは、また更新します(^^)/

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