JICA海外協力隊の世界日記

セントルシア便り

すごろく教材「ウミガメたちのサバイバル」を作りました

セントルシア・ナショナル・トラスト 環境教育隊員のかわむらゆきねです。

ふと気がつけば、記事を書くのが約2か月ぶりです(;'∀')

最近は、生態調査のお手伝いを続けながら、そこで学んだことをもとに「遊んで学べる教材」づくりをしています。

本記事では、ウミガメの赤ちゃんたちのサバイバルをテーマにしたすごろくを紹介します。

ルールはすごろくそのものですが、一部人生ゲームのような要素を取り入れてみました。

例えば、赤いマスは緊急事態を表していて、「波で砂が持っていかれ、巣が露出してしまった」などのピンチな状況が書いてあります。

そこでもう一度サイコロを振って、出た目の数によって「敵に見つかって食べられる」または「レンジャーが安全な場所に巣を移動させてくれる」といったように運命が決まるのです。

このすごろくでは、海にたどり着けたら「上がり」です。

実際には、ビーチを歩いていると海にたどり着けなかった子ガメたちに結構出会います(お腹を上にして亡くなっていることが多い)。

1つの巣には100前後の卵が産み付けられますが、実際に大人に成長できるのはそのうちの1~2匹といわれ、多くは子ガメのうちに命を失ってしまいます。捕食されたり、天候によるものだけでなく、工事でビーチが開発されるなど人間の活動にも当然ながら影響を受けています。

ウミガメたちの厳しいサバイバルの実情を、遊びながら学んでもらうことがねらいです。

また更新します(^^)/

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