JICA海外協力隊の世界日記

セントルシア便り

Ozzie Note 6 激戦!学校対抗の運動会

こんにちは。2024年度2次隊の尾﨑です。いつもセントルシア隊員の記事を読んでいただきありがとうございます。今回は先日行われた小学校の運動会についてお話しします。

日本の運動会といえば学校の運動場で紅白にわかれ、リレーや大縄、組体操、応援合戦など様々な種目が1日かけて行われる印象を持つ方が多いかと思います。セントルシアに来て初めての運動会ということでどんな雰囲気なのかと私もワクワクしていました。

しかし会場に行くとビックリ!巨大なクリケットのスタジアムで運動会が行われていました。入場料の5東カリブドルを払い中へ入ります。日本の運動会と違い、こちらでは学校対抗で競争するようです。自治区内の小学生がゾロゾロと朝から集まり、会場の屋根の下はあっという間に埋まりました。日本の学校で働いていたときは前日からテントの準備に追われて大変でしたが、ここではその必要はありません。子供たちも普段入らないスタジアムに来て気分が高まっている様子でした。会場の1階では飲食できるものを教育事務所のスタッフが売店のような形式で運営しており、私もその1スタッフとして働きました。

開会式が終わり、競技が始まりました。何が見られるかというと、、、ひたすら走ります!60m走、80m走、100m走と細かく刻んでいき、”アンダー9のメンバーです。”などと、まるでワールドカップのように児童を紹介するかっこいい実況が響き渡ります。

短距離走が終わると1000m1500mなどの長距離走も行われました。驚いたのが走るスピードがとても速いことです。前回のパリ五輪から金メダリストが出たように、セントルシア人は足が長い人が多く走るだけであっても見応えがありました。お昼休みにはチアリーダーたちが登場し、応援団のように音楽に合わせて踊る様子が見られ、セントルシアらしい運動会の盛り上がりを感じることが出来ました。

最後の写真は応援席からの1枚です。同じ学校の友達が走るときには、やはり日本と同じように子供たちも手に汗を握ります。学校ごとに、この日のための運動着を用意しており、色が分かれているためランナーの学校は見ていてすぐに分かります。大きな声で名前を呼んで応援する姿は見ていてキラキラしていました。私は普段算数を学習する様子しか学校で見ていなかったので、教え子たちが走るときには思わず前に出て応援しました。

運動会が終わると会場の片付けです。ゴミ袋は会場のあちこちに置いてあるものの、これだけ大きいスタジアムなのもあって売店で買ったお菓子などのゴミが落ちていました。教育事務所の同僚たちが最後は率先して観客席のゴミ拾いをしていた様子が日本人と重なるところがあって嬉しい気持ちになりました。

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