JICA海外協力隊の世界日記

セントルシア便り

KAZのつれづれ「飲めるの? 飲めないの?」

ほとんど、すべての日本人に関心の無い話題。そして、セントルシアで生活を始める人にとって大変重要な問題。それは、セントルシアの水道水が飲めるかどうかの問題。

セントルシアの水道水は軟水 水に含まれるカルシウム・マグネシウム(ミネラル)の量が少ない水と言われている。それであれば飲めるということで良いのかな?

老朽化した水道管からはく離した黒い鉄分が水道水に混入する場合があるので、飲まない方が良いかも知れません。

どっちやねん。飲める、飲めないはっきりして欲しいものである。

私のように昭和の生まれの人間は小学校の蛇口から鉄さびの味がする水道水を飲んでいた記憶がある。それにスーパーマーケットでミネラルウォーターを買ってくるのもつらい。

そんな私が日本から持参したのが、アクリル浄水ポットである。本来であれば水道水に含まれる遊離残留塩素やカビ臭を除去する浄水ポットであるが、それよりもはるかに大きな塊である鉄分のはく離スケールならば絶対に除去可能と考えて日本から持ち込んだ。

2か月から3か月でフィルターの交換が必要となるので、相当な荷物になる。それでも水道水が飲めるということは何より代えがたいことである。

さてさて、その効果は・・・

これが、交換直前のフィルターである。さて、この写真果たして見えるかな?

フィルターのネットで黒いゴマのような鉄分のスケールが止まっている。めでたし、めでたし、スケールの除去に成功である。

セントルシアには豊かな雨の恵みがこの土地を潤す。
そして、私たちには上質な水を届けてくれる。

こうして、今日もおいしいセントルシアの水が飲めることを心から感謝している。

(KAZ)

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