JICA海外協力隊の世界日記

セントルシア便り

Ozzie Note 12 ヘリコプターで遊覧飛行

こんにちは、2024年度2次隊の尾﨑です。

先日先輩隊員からのお誘いでヘリコプターに乗ってきました。セントルシアには2つの空港があります。1つは私たちが赴任、そして帰国するときに使うビューフォートの国際空港。もう1つは首都にあるカリブ海の近隣諸国をつなぐ空港です。今回のヘリコプターは後者の空港のさらに奥の方へ歩いていくと隣接しているヘリポートからの飛行でした。元々15分間でグロスレイの上空だけを見て回る予定でしたが、せっかくなので今回は延ばして30分。セントルシアの国全体を周遊しました。私にとって人生初のヘリ、朝からワクワクでした。

車のように開閉する扉を開け、機内に乗り込むとマイク付きのヘッドフォンを渡されました。外はプロペラの回転音が大きくて会話ができないほどですが、ヘッドフォンをするとパイロットの声が聞こえてきます。管制とのやり取りもありますが、乗客のわたしたちにも安全管理の説明や窓から見える景色について話してくれました。シートベルトを締めてしばらくするとフワッと上昇、あっという間にカストリーズを抜けてスフレの方へ向かいます。車だと通常2時間以上かかるスフレですが10分程度で到着、窓の外にはこの前登山したピトンがすぐそこに並んでいます。硫黄の香りが上空にも広がっており、機内でも感じることができました。

ピトンを通過すると今度は島の東側へ。右手奥にはうっすらとビューフォートの街が見えてきます。下を見ると山の尾根に家屋が立ち並んでおり、こんなところにも人が住んでいるのだと気付かされます。さらに国の南部には生い茂った熱帯雨林が密集しており、これは上からでないと見ることができません。東の海岸上空からは環境問題となっている異常繁殖した海藻類が沿岸に漂着しているのも見ることができました。最後に北部のグロスレイに戻ってきます。普段私が巡回している学校区を見渡すと、気分が高まります。現地語学訓練で散策したピジョンアイランド国立公園は上からみるとL字の面白い形をしています。晴れていることもあって海がとても輝いていました。短い時間でも大満足です。セントルシアを訪れた際は、経験されてみてはいかがでしょうか!

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