JICA海外協力隊の世界日記

セネガル便り

乾季収穫祭

皆さん、Asalaa maalekum(こんにちは)2023年度2次隊野菜栽培の稲葉魁人です。

私はセネガルの首都ダカールから車で3時間ほど離れているファティックというところで活動しています。

今回、私の活動先である職業訓練センターの畑の野菜の収穫について紹介させていただきます。

1枚目の写真は生徒たちと除草作業している時です。

2枚目の写真は畑で収穫した野菜(トマト、ニンジン)です。

セネガルには乾季(11月〜6月)と雨季(7月〜10月)の2種類の季節があります。

それぞれ、乾季にはトマトやニンジンといった野菜、雨季にはトウモロコシなどの穀物を栽培する農家も多く見られます。

私の配属先は乾季の10月から学校が始まり、雨季の7月に授業の年度が終わります。その間に野菜たちを育てて、収穫して、売らなくてはいけないので、生徒と力を合わせて活動しております。今年は2月末から1ヶ月間、イスラム教のラマダン(断食)期間に入りました。3月末のラマダン明けのコリテというお祭りに合わせて、生徒たちと一緒に何の野菜を作ればいいか考えて栽培しています。

3月に入るとトマトやニンジン、ナス、レタスなどといった野菜が大きく育ち始め、3月末から4月中旬の収穫時期になると、生徒も大喜びしながら収穫する風景も見られます。

これは仕立て屋さんの家の昼ごはん(スープカンジャというご飯)の写真です。

私は収穫時に売り物にならない野菜をお裾分けしてもらえるので、私がよく服を仕立てもらっている仕立て屋さんの家に収穫した野菜を届けることもあります。(この時はオクラを持って行きました)

次の日持って行った野菜がお昼ご飯として出てきて、嬉しそうに食べる家族の姿が、野菜栽培を教えている私の活動への活力となっています。

日本では「収穫の秋」という言葉もありますが、セネガルは「実りの乾季」。

日本には乾季はありませんが、是非みなさんも野菜をもりもり食べて、健康に生活してはいかがでしょうか。

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