JICA海外協力隊の世界日記

セネガル便り

セネガルに「ラマダン」がやってきた!

アッサラーマレクン!(Salaam maalekum!)
私は現在、セネガル共和国首都ダカールから北東に車で約2時間の場所にあります、ティバワンヌ市の市役所で青少年活動をしています、加藤馨(セネガル名:マファル)です!

セネガルでは約9割以上の国民が「イスラム教」です。
また私が暮らすティバワンヌ市は「ティジャン」という宗派の総本山であり、信仰が特に強い街です。
そんなセネガルでも3/2〜3/30まで「ラマダン」が行われました。※地域や年によって時期がズレます。
ラマダンイスラム教の「断食月」(貧しい人々の生活に想いを馳せ、イスラム教徒間の連帯を示すための習慣)で、簡単に説明をすると日の出から日没までの間は飲食が出来ず、しかも日中は普通に仕事あり、またちょうど今年はセネガルでは気温が高くなってくる時期でもありました
そんな私、マファルもセネガル人に混ざって一緒にラマダンを経験しました!

最初は本当に辛く、何度も冷蔵庫を開けたり閉めたりと悩んだりの我慢と苦悩の連続でした....
しかし、これは彼らの文化を知り、彼らの気持ちに寄り添うことで活動の幅も広がるんじゃないか?と思い、これはある意味、大チャンス!と自分を奮いたたせました。

1枚目の写真は私が現在、先輩隊員と共に農業起業家の支援を行なっている仲間です。(ラマダンであってもみんなで笑顔)

私の地域のラマダン期間中の流れ(2枚目の写真は下記の流れを紹介しています)
①日没後の19:00ごろに家族みんなでお祈りをする。
②初めの食事を「Ndogou(ンドゴ)」といい、主人の「ビシミラ!」(始め!)の掛け声と共に始まります。まずはフランスパンに卵やタマネギソース、葉物野菜等を詰めた軽食を食べ、カフェトゥーバというセネガルカフェを飲んで体を整える。
③その後、次の食事まで子どもたちと遊ぶ(笑)
④約22時〜23時にセネガル料理、チェブジェンやチェブヤップと言ったメインディッシュを家族みんなで食べる。

辛いことも多いけど、自ら体験してみることで、相手の文化を尊重したり考えたりする機会となり、特に「食事への感謝」や「テランガ」というセネガルの「おもてなしの精神」をこのラマダンの期間で、強く感じた気がします。
セネガルには裕福ではない家庭「タリベ」と言われる物乞いをする子どもたちも多く存在します
そんな彼らにもセネガル人は分け隔てなく、食事を提供したり、家族の一員となって食べる姿がとても印象的でした。

3/31はKorité(コリテ)というラマダン明けのお祭り。
最後はラマダンの修行を共にしてきた、セネガル人と共に、羊肉、鶏肉、牛肉と言った豪華プレートで苦労をみんなで労いました!

また、私はセネガル人と共に乗り越え、セネガル人と3/31はKorité(コリテ)というラマダン明けのお祭り。
最後はラマダンの修行を共にしてきた、セネガル人と共に、羊肉、鶏肉、牛肉と言った豪華プレートで苦労をみんなで労いました!

また、私はセネガル人と共に乗り越え、セネガル人と共にラマダンを感じることができたことを、自分の人生の中で誇りに感じます!

3枚目の写真はみんなでコリテの豪華プレートを楽しんでいる風景です。

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