JICA海外協力隊の世界日記

セネガル便り

セネガルで見つけた贅沢なひととき

セネガル小学校教育隊員の小林桃子です。

ティエス市の小学校を巡回し、算数と体育の授業を行っています。

今回は、私の学校終わりや休日の過ごし方を紹介します。

学校終わりのお昼ご飯の時間や、休日には、友達や同僚の先生のおうちに遊びに行きます。その家に着くと、まず枕が渡され、「横になってなさい」と言われます。ウォロフ語で「バザン」と呼ばれるゴザやマットレスが用意され、そこに寝転びます。少し話をした後は、またゴロゴロ。気づいたら寝てしまっていることもよくあります。

室内が暑いときには、外の大きな木の下にマットを敷いて、昼寝をすることもあります。日本では考えられないような光景ですが、道を行く人たちも特に気にすることなく、挨拶をして通り過ぎていきます。最初は、何もしないこの時間が少し気まずく感じられましたが、今ではすっかり慣れて、自分でもバザンを敷いて、一緒にお昼寝を楽しむようになりました。

おまけ

先日、隊員6人でセネガル南部を旅行していた途中、乗っていた車のタイヤがパンクして、全く動かなくなりました。運転手は気を利かせてくれて、「村の家から椅子を借りてくるよ」と言ってくれたのですが、私たち隊員は、「バザンを借りてもいい?」とお願いしました。

そして、その後2時間、道端にバザンを敷いて、音楽を聴いたり、ぼんやりと景色を眺めたりしながら時間を過ごしました。近くの村の子どもたちは、そんな外国人たちを珍しそうにじっと観察していました。早く車が直らないかなと思いつつ、ふと、こんなにのんびりと大空を見上げる時間は、とても贅沢だなと感じました。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ