JICA海外協力隊の世界日記

セネガル便り

変わるもの、変わらないもの

皆様こんにちは。

セネガルのケベメールという小さな町で活動している賣野由紀子と申します。

看護師隊員として保健ポストを中心に、地域の女性の就労支援など、コミュニティ開発隊員に近いような活動をしています。

私は、大学生の時に1年間首都のダカール大学に留学してフランス語を勉強していて、それ以来16年ぶりにセネガルに来たのですが、久しぶりのセネガルには、大きな変化がたくさんありました。

空港は移転しているし

ミネラルウォーターの種類も増えている

TV局が2つくらいしかなかったのに、今はいっぱい!そして多くの人がケーブルTVに加入している

多くの人がスマートフォンを持っているし、インターネットが気軽に使える

モバイルマネーが発達しているので、電気代や水道代の支払いもスマホから簡単にできちゃう!

断水や停電が大幅に減った

高速道路がある!

ボコボコの道路だらけだったのが、舗装されている道路がとても増えた

Dem dikkという公共交通バスが、ダカール市内だけでなく、ダカールと都市間を繋ぐようになっていて、とっても便利!エアコンも付いている!オンラインで座席予約もできてしまうなんて!

でも、逆に変わっていないことも。

買い物する時に、お釣りがないとよく言われるので、高額紙幣が使えるところを見極めないといけない。お金をくずして小銭を作るのに私はいつもあくせくしている

ごみのポイ捨ては当たり前

首都周辺の発達した公共交通機関とは対照的に、地方から地方に移動する都市間移動は、まだまだ不便な乗り合いの車で移動するしかない。たいてい7人乗りで7 places(セットプラス:フランス語で7席)というぎゅうぎゅうで狭い車に乗るしかない。電車や新幹線、飛行機など選択肢があるって便利なんだなぁとしみじみする

タリベというイスラム教の修行の一環で物乞いをする子どもがまだいっぱいいる

自分で将来の自己決定ができない女の子がまだまだいる

こうして見ると、変わったことがいっぱいあって、発展している最中なんだなぁと思うこともいっぱいあります。

その一方で、日本人としてきっとセネガルの役に立てることがあるはずだと思うこともまだまだいっぱい。

隊員としてできることは決して多くないけど、できることからコツコツやるしかないのだと言い聞かせ、残り数か月の任期を全うしようと思う雨季の今日この頃です。

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