JICA海外協力隊の世界日記

セネガル便り

優しさの橋

皆さんこんにちは。

2023年度1次隊 安達祐亮と申します。今回は少し前の話になりますが、セネガルの雨期の生活についてお話します。

セネガルの季節は雨期(6月〜10月)と乾季(11月~5月)に分かれます。雨期は雨が集中的に降り、砂地のセネガルでも緑が生い茂ってきます。雨が降り始めると、農家さんは畑の準備を始めます。植物にとっては恵みの雨となる一方で、生活するためには少し工夫がいる季節となっています。

今年は、昨年に比べて雨がよく降りました。私の任地であるファティックでも1日中雨が降る日が、何日もありました。雨が降ると、家の中にも雨が吹き込むのはもちろんですが、外には水たまりがいくつもできます。外に出る時は、長靴が必須の季節です。

水たまりを超える時のコツは、点々と置かれているブロックの上を歩くことです。ブロックの形を判断し、自身のバランス感覚を信じて一歩を踏み出します。水たまり写真の右側にもブロックが点々と置かれています。

実はこのブロック、水たまりができると誰ともなしに、点々と置いていくのです。そして雨期が終わると誰ともなしに、ブロックを片付けていくのです。セネガル人の優しさが詰まった橋ですね。

自然とみんなで助け合う姿がセネガル文化をよく表していると思います。

雨期は、いつもの道が通れなくなることもしばしば。

同じ場所の写真(乾季)。季節によって風景がまるで違います。

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