JICA海外協力隊の世界日記

セネガル便り

セネガルのお米事情

 Bonjour! 首都ダカールで、野菜栽培隊員として活動しているビゲです。

 日本では昨年あたりから、「令和の米騒動」と呼ばれた、コメ不足に関するニュースが話題になっていたかと思われます。

 ではセネガルのお米事情はどうなのでしょうか?先日古都サンルイで、農業に携わっている隊員が農業視察を実施した際に、セネガル川流域の稲作についてを知ることができたので、今回はセネガルのお米に関する一部を、日本と比較しながら紹介したいと思います。

セネガルのコメ事情

 セネガル料理として有名なチェブジェン。その他にもマフェ、スープカンジャ、ヤッサプレなど様々ありますが、すべてお米を主食としています。日本では一人当たりの年間コメ消費量は約50キロなのに比べ、セネガルでは約75100キロとなっており、日本の約1.52倍の量を食べていることになります。

 しかしコメの自給率は約40%で、タイなど海外からの輸入に頼っている状況です。国の食料安全保障のため、JICAはセネガルの稲作支援に長年携わってきており、今回のサンルイ視察でも、そのプロジェクト(PAPRIZ)サイトの一部を見させていただきました。

セネガルの稲作

 セネガルの年間の平均降水量は約210㎜(日本は1700㎜)と少なく、降水量の多い南部か、川のある場所でしか稲作が行われていません。普段ダカールで活動をしていますが、田んぼはおろか大規模な畑も見る機会が少なく、今回初めて実際のセネガルの稲作栽培の様子を見ることができ、感激でした。

 日本での稲作の収穫後の流れは、農家さんが稲を刈りとり、地域の農協がもつカントリーエレベーターへ籾を運び計量・買い取り→乾燥→貯蔵→必要な時に籾すり・調整→玄米or白米の状態で出荷します。また独自の流通システムをもつ農家さんや法人もあります。

 一方今回サンルイで見たのは2パターンありました。

①大規模精米業者が農家さんから籾を購入→籾すり・精米→販売まで行う。

➁農家さんが稲を刈り取ったあと、小規模精米業者に籾を持ち込み→籾すり・精米→農家さん自身で売る。小規模精米業者は加工する手数料で運営している。

 私は日本の米どころ出身なので、精米所が家の近くにたくさんあったのですが、工場での精米が一般的なのも違いだと感じました。

 また道端では、籾を乾燥させている様子が見られました。日本では刈り取り後に、はざかけをする農家さんもいますが、セネガルはとても乾燥しているので、籾をブルーシートの上に広げて乾燥するスタイルでした。

 サンルイなどセネガル川流域では、稲作が身近なこともあり、セネガル米が美味しいと思われ人気なようです。しかし首都ダカールでは、その価値観も薄いそうで、生産量の少なさも相まってスーパーでは輸入米が多く販売されています。

 そのような中でもメイドインセネガルのお米を購入し、美味しくいただいて、セネガルの農業を応援していきたいと感じた視察でした。

 ご覧いただきありがとうございました。Bonne journée!

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