2024/09/03 Tue
人 文化 生活
灼熱の地リンゲールより
アッサラーム アライクム!
こんにちは、セネガルでコミュニティ開発隊員として活動している大谷と申します。
女性グループの収入向上をミッションに日々活動に取り組んでいます。
突然ですが・・・私の任地リンゲールについて一句読み上げたいと思います!
これは同じ仏語圏アフリカで活動している同期隊員の”任地俳句”という企画で(記事はこちら)、俳句を通して「どんなところに協力隊が住んでいるのか?」をご紹介するものです。
それでは・・・
灼熱の 地に滴れり 母の汗
私の任地リンゲールを紹介する上で欠かせないのは”暑さ”でありましょうか。乾季の3~5月は特に暑さが厳しく、日中の最高気温が48度を記録したことも…
そんな灼熱の地リンゲールで、きらりと光る母の汗。
私はご近所付き合いや活動の中で一般家庭を訪れる機会が多いのですが、”母たち”の存在がとても印象的です。
任地では旦那さんが都心に出稼ぎに行っていたり、離婚していたり、亡くなってしまっていたりなどといった理由で、女性たちのみで日々の生活を切り盛りしている家庭が想像以上に多いです。そんな中で彼女たちが日々汗を流しながら育児や家事、仕事に励んでいる姿を見ると「たくましいなぁ」と思わずにはいられません。
セネガルは日本と比べて世帯人数が多く、一世帯にお母さんが三人いるといった状況も珍しくはありません。第一婦人と第二婦人が一緒に生活していることも一夫多妻制のセネガルならではです。今日はAさんが仕事で、Bさんが料理当番といったように役割を分担したり、育児はみんなで行うのが当たり前となっている点はとても素敵だなぁと思います。(※セネガルでも都心部では核家族化が進んでいると聞きます。)
暑さが厳しい中でも地に水が滴って力強く根をはるように、”母たち”が手を取り合って支えている町リンゲール。
この記事を読んでいただき、私の任地を少しでも身近に感じていただければ幸いです。
2023-2次隊, コミュニティ開発, リンゲール 大谷 結衣
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